色からデザインの可能性探る「カラーハンティング展」初公開

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 「ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)」の元クリエイティブディレクター藤原大(ふじわらだい)がディレクターを務める企画展「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」が6月19日、開催に先駆けて初公開された。野生のライオンや佐渡の朱鷺など、自然や都市に存在する現実の色を水彩絵の具で紙片に写し取っていく手法(=カラーハンティング)を通じて集めた19の作品を展示。内覧会では、藤原大をはじめ参加作家や企業が一つ一つの作品についてプレゼンテーションを行った。

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 「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」は、自然界に存在する無限の色を「採る」「撮る」「録る」といった「とる」行為を通じて生み出した作品を紹介する展覧会で、22万5,000人以上の総来場者数を集めた「デザインあ展」に続いて六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催。インディゴで染めた短冊を取り付けた風鈴「夏の音色」や365日分の空の色を収集したインスタレーション「スカイダイアリー」、鎌倉宮のホンモンジゴケに含まれる銅から結婚指輪をデザインした「苔ッ婚指輪」といった様々なアプローチで色を表現した作品が揃う。また、アフリカのセレンゲティ公園でカラーハントしたライオンの色から動く靴を作った「ライオンシューズ」には「CAMPER(カンペール)」が使用されており、カラーハントした肌の色を顔になじむセカンドスキンとして落とし込んだメガネフレームは「JINS(ジンズ)」の製品。カラーユニバーサルデザイン機構の伊賀公一や川合染工場、独立行政法人 理化学研究所といった専門家や研究機関をはじめ、文化服装学院や女子美術大学、東京芸術大学大学院映像研究科の学生も制作に多数関わっている。

 「自分の気持ちを人に伝えることがますます重要になってきている。世界中の人々は、デザインなくしては生きていけなくなるでしょう」と話す藤原大は、1994年に三宅デザイン事務所に入社し、1998年に三宅一生とともに「一枚の布」を生み出すプロジェエクト「A-POC(エイポック)」をスタート。2006年から2011年まで「ISSEY MIYAKE」のクリエイティブディレクターを務め、現在は世界に広がる様々な色を採取して作品の発表を続けている。カラーハンティング展では「デザインはライフスキル」という考えのもと、多くの事例を紹介しているという。会期は6月21日から10月6日までが予定されている。

■自然から色を採取「カラーハンティング展」藤原大がディレクション
 http://www.fashionsnap.com/news/2013-04-04/dai-fujiwara-color-hunting/

■21_21 DESIGN SIGHT 企画展 藤原大ディレクション「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」
 会期:2013年6月21日(金)〜10月6日(日)
 会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
 住所:東京都港区赤坂 9-7-6
 休館日:火曜日
 開館時間:11:00〜20:00(入場は19:30まで)
 入場料:一般1,000円、大学生800円、中高生500円、小学生以下無料
 Tel:03-3475-2121
 http://www.2121designsight.jp/