『猫ひろしがやってくる ニャー!ニャー!ニャー! 』

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 やっぱり「日本人」になりたがっていた!――ロンドン五輪を機にカンボジアに帰化し、同国のマラソン代表をもくろんでいた猫ひろしが今、“日本人復帰”を画策しているという。

 そもそも猫はカンボジア国籍を取得した際、「将来はカンボジアと日本の橋渡し役になりたい」と殊勝な発言をしていた。だが、五輪不出場が決定したころから雲行きが一変。口では「4年後の五輪か、2年後(今年)の世界選手権をカンボジア代表で目指す」と語っていたが、「言葉に力がなく、その場しのぎ的な発言」とスポーツ紙記者もいぶかしがっていたのだ。

 その猫が、いよいよ「日本人復帰」に向けて始動したようだ。関係者が語る。

「今、猫は自宅がある千葉・市原を拠点にして、日々走っています。カンボジアへの“帰国”は今年に入ってから2回程度。数カ月に一度、ビザの都合に合わせ、カンボジアに戻るようですが、それも2〜3日の滞在。もはや、カンボジアには用がないらしく、猫は師匠とおぼしき人物、政府要人らと日本人復帰について“シナリオ”を作っているとか」

 最近は毎週末、全国で開催されている市民マラソン大会にゲスト出場。キャスティングをしているのは、猫のランニング指導をしているA社である。そのA社代表者が猫の師匠であり、財界人と太いパイプを持つN氏だ。

 N氏の豪腕はランニング業界でも有名。現在、A社は猫のランニング関連の仕事窓口になっているが、猫のギャラは1回50〜100万円。五輪2大会、連続メダリストの有森裕子ですら1回100万円という相場を考えると、単なる“芸人ランナー”にしては異常とも思える金額だ。

 単純計算すると、猫の月収は200〜800万円……これではカンボジアに帰国する気にならないのも理解できる話。無理して「五輪出場」に時間を注ぐより、週末に全国行脚していた方が精神的にも金銭的にも余裕が生まれるはずだ。

 では、ランニング業界で猫を「地味ながら」一大ブレークさせたN氏とは、どんな人物なのか――?

「九段下にあった工業系新聞社の経済担当記者だったのがN氏です。ランニングが趣味だったことから皇居で走友会を作ったところ、知り合ったのが美人ランナーの先駆けT。アマチュアだったTを実業団選手に仕立て上げ、自身は専属コーチに就任。その後、Tはチームから離れ独立、新チームを結成したのですが、水面下で暗躍したのがN氏でした」(N氏の知人)

 この新チームのオーナーが、当時、財界で「ビッグ4」と呼ばれたドン。晩節を金融事件で汚したが、プロ野球の球界再編で渡邉恒雄氏と共闘した人物と言えば分かるだろうか。

 そのドンに直談判したN氏。見事、新チームを立ち上げたと思いきや、今度は政界のドンにも接触。現在、A社はランニング事業をベースに展開する傍ら、不動産業をはじめ、大学教授のイベント開催など、経営は多岐に及んでいる。N氏の政財界人脈が発揮されている、何よりの証拠である。

 さらに猫の“カンボジア問題”にも、N氏が関与しているとささやかれているのだ。

「一般的には“カンボジアはレベルが低いから、猫が選んだ”と思われていますが、それは間違い。実はN氏の政治力で、Tがベトナムやカンボジアなどの地雷撲滅大使に。Tはそのため、年に数回、現地を訪問し、実際に地雷除去活動を行っている。そのボランティアの一環としてN氏は、猫をカンボジアに国籍変更させた。国家貢献の度合いが大きいので、猫の国籍変更などたやすい。また、Tが現地に赴けない時、代役としてで猫に地雷除去をさせる、というプランもあった。すべてN氏と政財界の要人が描いたストーリーなのでしょう」(同)

 五輪への出場ができず、といってカンボジアで地雷除去の専従者となっても、「猫ひろし」では企業のスポンサードは望めない……ならば、さっさと日本人に戻り、カネになるゲストランナーとして生計を立てたほうが得策――どうやら、これが答えのようだが、そうは問屋が卸さない。今度は、カンボジア側関係者からクレームが入っているという。

「今回、カンボジアが猫を受け入れた最大の理由は“ジャパンマネー”。ロンドン五輪落選の真相は“今回出場させるよりも、次回の五輪に出場させれば、4年間日本が支援してくれる。そちらのほうが得だから”というウワサもある」(陸連関係者)

 裏には「マネー」の存在があるだけに、問題はまだまだ長引きそうだ。