大阪市、いわゆる「ごみ屋敷」対策について(案)に関する意見を募集

写真拡大

大阪市は19日、条例案「いわゆる『ごみ屋敷』対策について(案)〜制度概要および条例骨子〜」に関する意見を募集するパブリック・コメントを実施すると発表した。募集期間は21日〜7月19日まで。

大阪市内には現在、ごみなどを自宅内またはその周辺に溜め込み、処理することができない状況になっているいわゆる「ごみ屋敷」が15区、77件(2013年3月1日現在)確認されている。ごみ屋敷の周辺では悪臭や害虫が発生するなど、生活環境が著しく損なわれていることから、大阪市は2012年10月にプロジェクトチームを設置。以降、ごみ屋敷の解消に向けた対策を検討してきた。

条例案では、対策会議の開催を提案。区役所だけでは解決できない事案について、地域関係者や専門家などを招き、多角的な視点から区長が意見を聴取するほか、聴取した意見をもとに、ごみ屋敷の原因を作っている人に対して、区役所から対話・説得といったアプローチを実施するかどうかを区長が判断する。また、必要であれば弁護士や医師など専門家の意見も参考にする。

ごみ屋敷の改善が図られない場合は、各区役所から審査会に諮問し、答申を得た上で、改善のための命令を下す。住人が命令に従わずごみを放置する場合には、最終的に行政代執行法の規定により強制撤去ができる仕組みを構築する。なお、ごみの撤去に同意した場合は、住人の資力などに応じて撤去費用の経済的支援を行うとしている。

このほか、区役所がごみ屋敷の状態を適切に把握し、必要なアプローチを行うために、立入調査や指導・勧告を行うことを提案している。

条例案は、大阪市環境局事業部事業管理課、各区役所および出張所などにて閲覧することができるほか、大阪市Webサイトでも21日から公開を予定している。意見の受付窓口は大阪市環境局事業部事業管理課、応募方法は郵送(はがき、封書)、ファックスおよびメールとなっている。