美人画の掛け軸のような「火要鎮」ビジュアル(C)SHORT PEACE COMMITTEE(C)KATSUHIRO OTOMO/MASH・ROOM/SHORT PEACE COMMITTE

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大友克洋を筆頭に、「FREEDOM」の森田修平、「鉄コン筋クリート」演出の安藤裕章、「ガンダム」シリーズのメカデザイナーで知られるカトキハジメら、日本のアニメ界を代表するクリエイターが集結したオムニバスアニメ「SHORT PEACE」の作品別ポスタービジュアルが公開された。

「SHORT PEACE」は、大友監督が江戸の町を舞台に商家の娘の悲劇を描く「火要鎮(ひのようじん)」、同じく江戸時代を舞台に、ひとりの男が体験する摩か不思議な世界を描いた「九十九」(森田監督)、戦国時代末期の恐ろしい赤鬼と人の言葉を理解する白熊の激闘を描いた異色バイオレンス「GAMBO」(安藤監督)、そして大友監督の短編コミックをカトキが初監督で映像化した「武器よさらば」の4作品と、「アニマトリックス」の森本晃司監督が手がけたオープニングアニメーションで構成されるオムニバス。

コラージュアーティストの河村康輔が手がけ、すでにポスターなどで使用されているメインビジュアルとは別に、本編4作品それぞれのビジュアルを作成。完成したビジュアルは、各作品の特徴を表現しており、「火要鎮」のビジュアルは、「江戸を舞台に、様式美というものにチャレンジしたかった。浮世絵をそのままアニメーションにしても良かった。絵そのもの、手書きに対するこだわりを見せたかった」という大友監督の思いを形にした、美人画の掛け軸のような仕上がりになっている。

また、「九十九」は、鮮やかな色彩の迫力と繊細さを打ち出し、「GAMBO」は、貞本義行(「新世紀エヴァンゲリオン」)がキャラクターデザイン原案を手がけた少女カオを中心に、同作のクリエイティブディレクターを務める石井克人(「スマグラー」)が描いたイラストをベースにした白熊と鬼を配置した。そして、大友監督の伝説的コミックをアニメ化した「武器よさらば」は、メカデザイナーとして活躍するカトキ監督らしく、プロテクションスーツや装甲車が細部に至るまで緻密に描きこまれたものになっている。

6月20日から、サークルK・サンクスで前売券と4作品のポスターとメインポスターの5枚セットからなるチケットパックの予約が開始される。

「SHORT PEACE」は7月20日より全国公開。

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