18日、広西チワン族自治区玉林市では、毎年夏至の日に犬の肉を食べる「犬肉祭り」が開催される。毎年約1万頭の犬が食用として殺処分されるという。写真は12年6月、玉林市で犬肉祭りに抗議する芸術家。

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2013年6月18日、英紙・ガーディアンによると、中国・広西チワン族自治区玉林市で毎年開催される「犬肉祭り(狗肉節)」が、「あまりにも残酷すぎる」との理由で国内外から激しい非難を浴びている。19日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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中国南部の小さな町は今、年に1度の「犬肉祭り」の準備に追われている。玉林市民にとって、毎年夏至の日に犬の肉を食べるのは大事な伝統行事の1つ。多くの市民がこの伝統文化を大切にしており、夏至の日には「犬肉火鍋」やアルコール度数の高い酒の売り上げが大幅に増える。

動物愛護団体によると、毎年「犬肉祭り」のために約1万頭の犬が殺されているという。その方法は、生きている犬を「感電させる」「熱湯に入れる」「皮をはぐ」といった極めて残忍なものだ。ネット上に公開されている写真を見ると、皮をはがされた犬の死体が店の軒先につるされており、その他の犬の死体がそばの路上に山積みになっている。

中国では犬の肉は昔から冬の滋養強壮や血液の循環を整える薬剤として珍重されてきた。動物愛護団体は犬を食べる行為そのものを阻止するため、さまざまな抗議活動を行ってきた。香港のNGO(非政府組織)は、「犬肉祭り」で食べられる犬の多くが各地で盗まれたもので、不衛生なトラックの荷台に押し込められて玉林市まで運ばれており、狂犬病や伝染病のリスクが高いと強く抗議している。これに対し、玉林市は「『犬肉祭り』で食べられる犬は現地の農民が飼育したものだ」と反論している。(翻訳・編集/本郷)