ニュースキャスターたちを相手に大暴れしたラッセル・ブランド (c)Hollywood News

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38歳のコメディアン・俳優であるラッセル・ブランドがアメリカ時間6月17日にニュース専門放送局「MSNBC」の朝のニュース番組「モーニング・ジョー」に出演し、彼に無礼な態度を取ったニュースキャスターたちに、頭の良さと独特のユーモアで反撃したことが話題になっている。

ラッセルは自身のコメディーツアー「メサイア・コンプレックス」の宣伝のために同番組に出演した。女性メインキャスターであるミカ・ブレジンスキーがまず彼を、「大物の登場です。私はそう聞いているのですが、ポップカルチャーに詳しくないので、わかりません。コメディアンであり映画スターのラッセル・ブランドです」と中途半端な紹介。

ラッセルは自身のコメディーショーについて詳しく説明しようとしていたのだが、男性キャスターであるブライアン・シャクトマンは「僕は彼と実際に会ったり、テレビ番組や映画で彼を見ても彼のアクセントは理解できるのだけど、ラジオで彼のコメディーショーを聞いたら、何を言っているのかまったくわからないんだ」とほかのキャスターたちに言い、ラッセルのイギリスなまりの英語をバカにするような発言をする。それに対してミカが、「今回ラッセルと初めて会ったのだけど、彼の言葉を聞くというより、彼の存在を経験するという感じなのかもしれないわね」と返すと、ラッセルは「あなたたちは僕がこの場にいないかのように話している。まるで地球外生命体のように扱っているね。カジュアルに僕を物のように扱ってくれてありがとう」と反撃ののろしを上げた。

ここからがラッセルの独壇場だった。ミカが「ちょっとナーバスな気分になってきたわ」と言うと、ラッセルは「なぜナーバスに? あなたはパワフルな女性だし、ラブリーな仕事を持っている。髪型はダイアナ妃のようだしね」とミカの髪型をジョークにする。その場にいた女性コメンテーターが「ウィリー・ブランドはミカとセラピーをしているようね」と彼の名前をウィリーと間違えて言うと、ブランドは「当の本人がこの場にいるのに、『彼』という言葉を使うべきではないです。ちゃんと名前で呼ぶのが良いマナーでしょう。ていうか、ウィリーって誰ですか?」とさらに反撃モードに。

ラッセルは笑いながら、「あなたたちはこの仕事で生活しているのですか? 紙をさわりながらこう話したらいいだけでしょ」と言い、カメラに向かってキャスターたちのモノマネをし始める。彼に圧倒されたブライアンが「僕は明日から(ラッセルのように)大きなネックレスを着けて、胸を大きく開けたシャツを着て、仕事に来ます」と言うと、ラッセルは「外見のことにとらわれすぎですよ。それが現代の問題なのです。うわべだけの情報にとらわれすぎだから、何が重要なのかわからなくなるのです。僕がなにを着ているか、どういう喋りかたをするかなんて重要ではないでしょう」と言い、ナーバスな気分になって両手で水のボトルにしがみついていたミカに対して、「あなたが水のボトルをしごいていることに何の意味があるのでしょうか? あなたがしている大きな指輪を今から外しなさい! それに何の意味もないのですから」と言って、上っ面なことばかりを話すキャスターたちにジョークを交えた説教をガツンと食らわしたのである。

無礼な態度を取るキャスターたちに対して、ラッセルは機転の早さで反撃をして、喋ることが仕事のキャスターたちを見事に無言にさせていた。ラッセルの元妻である歌手のケイティ・ペリーは最近のインタビューで彼のことを「とても頭の良い人」と形容していたのだが、今回のハプニングはそんな彼の才能を見せつける良い機会になったようだ。【村井 ユーヤ】