世界を飛び回るビジネスパーソンは、いつ英語を勉強しているの?

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ビジネスのグローバル化が加速する今、英語力が求められるシーンが増えています。しかし、仕事に追われて勉強する時間を確保できない人も多いのでは? そこで、大手企業のエグゼクティブをはじめ、多忙なビジネスパーソンに英語を教えている、オフィス・グレース代表の荒井弥栄さんに英会話上達法を教えていただきました。

英語を学ぶ覚悟が必要――荒井さんは主に重役クラスの方たちに英語のレッスンをしているとのことですが、みなさん、いつ勉強しているのでしょうか?

荒井さん「私のレッスンは、会社の始業前の朝7時〜9時に行うことが多いですね。職位が高い方ほど、夜は急に取引先の接待が入ってしまうことがありますので、確実に時間を取るために、早起きして英語学習に取り組んでいらっしゃいます」

――レッスン以外にも勉強する時間を確保できるのでしょうか?

荒井さん「すき間時間をいかに活用するかがポイントではないでしょうか。例えば、電車で英文ニュースを読み、わからない単語があったらメモしてあとで調べれば、ボキャブラリーを増やすことができますよね。

仕事ができる方たちは、時間の使い方が本当に上手。常にテキストを持ち歩き、ランチタイムや移動時間などを活用しているようですよ。会社に訪問しても、机の上や本棚にテキストを置いている方はいらっしゃいません。みなさん、必ずカバンからテキストを取りだしています。

また、忙しい中で英語を習得するためには、覚悟が必要。これがないと絶対に成功できませんので、私はレッスンを受ける前に、1日何時間勉強する時間を取れるのか確認しています。

特に男性は、レッスン=投資と考える方が多く、お金をかけるからにはそれ以上の成果を得なくてはならないと努力していらっしゃいますね。意志が強いので、ビジネスで成功している方も多いです」

――時間がない人が効率的に英語を学ぶには、どうすればいいでしょうか?

荒井さん「ネイティブと同じ発音ができて、文法も教えられるのはもちろんですが、自分の目的に合った講師を選ぶことが重要。例えば、ビジネスで外国の方と交渉したいと考えているのに、日常会話を中心に教えている講師を選んでは、目的を達成できませんよね。

また、業種によって難しい専門用語が登場したり、交渉のルールが決まっていたりしますので、それに対応できるか確認した方がいいでしょう。会議で売り上げ報告をしたいのか、商談をまとめなくてはならないのか、どのようなシーンで英語を使いたいのかを講師に伝えてください。

それに対してすぐに回答できない方は、残念ながら『使える』ビジネス英語を教えられない可能性が高いでしょう」

――いい講師かどうか見分けるポイントはありますか?

荒井さん「日本人の講師なら、『先生は英語力を落とさないために、何か努力をしていますか?』と尋ねてみてください。

そこで、『そんなことは必要ない』『英字新聞を読んでいる』といった回答だったら、教わらない方がいいでしょう。ネイティブと会話する機会を設けたり、ラジオや海外ドラマなどにふれて英語を聞くようにしたりするなど、口を動かし、耳で聞くことを実践していない方に教わっても、効果は期待できません」

――英語を一度習得した方なら、継続して教えられるものではないのですか?

荒井さん「教えることはアウトプット。つまり、知識やノウハウを外に出すことです。いくら出しても減ることはありませんが、出し続けるには油が必要。ネイティブとの会話や本場の英語を聞くことで、その油を補うのです。

英語表現は常に変わりますし、分野によっては専門用語がたくさん登場します。私たち講師も、生徒さんたちに英語を習得してもらうためには、常に勉強しなければならないのです」

――目的に合った講師を探すのは大変そうですね……。

荒井さん「そう簡単には見つからないかもしれませんね。しかし、ここで手を抜いてしまうと、英語の習得に時間がかかってしまいます。その分、お金と時間が無駄になってしまいますので、講師選びは慎重に。

出身大学やTOEICのスコアなど、講師の肩書きで選びがちですが、本当に『使える』英語を学びたいのであれば、まずはその方に会って話をすること。そして、納得した上で英語学習を始めてみると良いでしょう」

<プロフィール>

荒井弥栄

JALで国際線のCAとして10年以上勤務後、英語指導者に転身。エグゼクティブに特化した半年間完成プログラムで、英語だけでなく国際人として世界に通用するマナーや交渉事についてまでレッスンする。著書には『ビジネスで信頼される ファーストクラスの英会話』(祥伝社黄金文庫)他2冊がある。2013年8月に4冊目を刊行予定。

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