6月7日に『ダイヤモンドZAi別冊600銘柄大分析!』(ダイヤモンド社)が発売されたのを皮切りに、6月14日に『会社四季報』など各社の銘柄情報誌が発売されました。今、少し大きな書店に行くと、投資関連コーナーに平積みされていると思います。これに合わせて、証券会社のサイトなどで提供されている四季報データも、アップデートされています。

『会社四季報』は、その名の通り四半期ごとに発売されていて、全上場3550社の業績動向や財務状況について書いてあります。昔から“株式投資のバイブル”と言われているほどで、毎回発売を心待ちにしている投資家がたくさんいます。

 しかし、この本には儲かるためのノウハウが書かれているわけではありません。各社の特色、話題、連絡先、株主構成、財務状況、社員の平均勤続年数、業績や配当の動向など、あらゆるデータがぎっしり詰め込まれているだけです。どこに注目し、どう使いこなすかは、読者である投資家次第なのです。

 そのため「情報が多すぎてとても読みきれない」「どこに着目していいのかわからない」という人もたくさんいるよう。そこで『会社四季報』を使いこなし、かつ目ざましい成果を挙げている“四季報の達人”に、その使い方を聞いてみました。

 その達人とは、鮎川健さん。総合マネーサイト、ザイ・オンラインの連載「原宿投資研究所」でも、発掘した銘柄が軒並み2−3倍になるなど、プロも大注目しているサラリーマン投資家さんです。

 鮎川さんは先月、新刊『目指せ10倍 低位株投資ライブセミナー』(ダイヤモンド社)という本を出し、アマゾンや楽天でも投資部門1位となるなど大変な話題になっています。『会社四季報』を活用した銘柄選びのノウハウも、この本の中に余すことなく書かれています。今回はその中から、ほんの入り口をご紹介――。

勝つために必要なのは
「必要最小限の知識」だ!

 鮎川流投資は「株式投資に必要なのは、必要最小限の知識である」がモットー。情報は多いほうが勝てそうな気がしますが、実はそうではないのだと、鮎川さんは言うのです。

「判断材料が多くなると、結局何を買えばいいかわからなくなってしまいます。いかなる相場でもブレない自分なりの投資法を確立できたら、あとは必要な情報だけをチェックできればいいのです」(鮎川さん)

 つまりは、まずは投資法ありき。それによって「四季報のどこを読むか」も決まってくるというわけです。では、鮎川さんの投資法と四季報の使い方について、見てみましょう。

 鮎川さんが実践している投資は、割安低位株投資。低位株とは(厳密な定義はありませんが)株価が数円〜二百円台くらいまでの銘柄のことです。

 あまりに株価が安い銘柄は「ボロ株」などとも言いますが、鮎川さんによれば「ボロ株は低位株の一部ではありますが、低位株の全部がボロ株ではない」のだとか。

「日本には3550社からの企業が上場しています。その全部が、誰もが知ってる有名企業と思ったら大間違い。企業規模が小さかったり手掛けている事業が地味だったりで、市場から完全に忘れ去られたような銘柄の中にも、毎年コツコツ売上を立て、少ないながらも利益を計上している、健気な企業がいっぱいあるのです。そういう銘柄はボロ株とは言いません」(鮎川さん)

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