6/21(金)-24(月)は、有楽町マリオン内の2会場にて、『フランス映画祭2013』が開催されます。
Photo by Thinkstock/Getty Images

写真拡大

本格的に、梅雨の季節になってきました。雨の休日となると、やっぱり屋内で楽しめる“映画”がおすすめ! 今週末6/21(金)-24(月)は、有楽町マリオン内の2会場にて、『フランス映画祭2013』が開催されます。

フランス映画といえば?


フランス映画といえば、古くは『禁じられた遊び』『死刑台のエレベーター』『太陽がいっぱい』などの作品も有名ですが、『レオン』や『ニキータ』、『アメリ』あたりの作品をご存知の方が多いかもしれません。最近では、『最強のふたり』や『アーティスト』なども大変話題になりました。

フランス映画は、監督独自の美学が貫かれた作品が多く、難しいと評されることもありますが、そこは“芸術”の国、むしろそのセンスと挑戦を楽しみたいもの。芸術的であり哲学的、どこかシニカルでもありながら、人物描写はユニーク、愛を描けば深淵に迫る……。そんなフランス映画は、人生の酸いも甘いも経験してきた、「大人の男女」が楽しむのにぴったり、という作品も多いように思います。

14本のフランス映画が集合! どれを観る!?


さて、このたびの映画祭では、今年の秋以降から順次公開が始まる作品を、先駆けて14作品、楽しめます。エンターテイメント、ドラマ、サスペンス、ラブコメ、歴史大作など様々なジャンルの作品が用意されているので、どれかはきっと気になるものがあるはず。そのなかから代表的な作品を幾つかご紹介しておきます!

『わたしはロランス』……「愛とは何か」を深く考えたい人におすすめの話題作。相手を理解したい思い、理解できない思い、どれだけ愛のために2人は歩み寄れるのか。カンヌ国際映画祭でも高い評価を得た、若干23歳、新進気鋭の監督が描く、激しくも美しい愛の物語。

『In the House』……ある高校教師と生徒の間で、現実と小説が交差していく、スリリングなドラマ。穏やかな展開に見えながら、じわじわと胸に迫り来る、不思議な恐怖感。心理戦が加速していく展開が見事で、最後のシーンまで目が離せません。『8人の女たち』や『スイミング・プール』などで知られる鋭匠フランソワ・オゾン監督の最新作。

『母の身終い』……思うように生きられない無器用な息子と、不治の病にかかり不安定な母親。「エンディング・ノート」の存在が話題になるなど、近年、日本でも「死」に向き合う姿勢が議論されるようになりましたが、「自分の死に方の選択」や「親の死」をテーマに、主役2人の、非常に繊細な演技が光る作品。

『テレーズ・デスケルウ』……短い前髪でお馴染み、『アメリ』の女優オドレイ・トトゥの最新主演作。1920年代、政略結婚が当たり前だった時代に、激しい恋、自由を求めて葛藤する1人の女性を熱演しています。「女性の幸せとは何か?」を考えたい方に。

『ウェリントン将軍〜ナポレオンを倒した男』……史実に基づいた、豪華で壮大な戦争絵巻。愛、喪失、哀しみ、裏切り……。19世紀、大きな戦争の裏側で、人々は、どんな風に人と関わり、生き抜いていたのかを感じ取れる作品です。ジョン・マルコビッチやカトリーヌ・ドヌーヴといった超豪華俳優が多数出演しているのも見どころ。

他にも、オペラや舞台好きは必見、その貴重な裏側を描いたドキュメンタリー作品『椿姫ができるまで』や、男女どちらも楽しめそうな本格派サスペンス『黒いスーツの男』、かの『シェルブールの雨傘』の監督のクラシック作品『ローラ』のデジタル修復完全版などが上映されます。日本公開が未定で、この機会にしか見られない作品も幾つかありますので、ぜひチェックしてみて下さい。

たくさんの俳優や監督にも会える!


しかも、今回嬉しいのが、上映前後に、俳優や監督たちのトークショーがたくさん行われること。64歳とは思えない美しさを誇る女優ナタリー・バイをはじめ、本国ではアラン・ドロンの再来と騒がれているイケメン俳優、ラファエル・ペルソナーズなども来日。映画を見て“心の栄養補給”をした後は、“目の保養”もたっぷりできちゃうかも……!? 前売り券であれば1作品1200円と、価格設定もお得。トークショー等の詳しい予定は、公式ホームページのゲストページでご確認下さい。

すべて字幕作品ですので、連続で見ていると、心地よいフランス語の響きが、耳から離れなくなり、ちょっとした異国気分を味わえますよ。雨予報の週末。皆さんもフランス映画にしっとりと、浸ってみてはいかがですか?(外山ゆひら)

フランス映画祭2013 公式ホームページ:http://unifrance.jp/festival/2013/