嫌な職場を離れるときにどう振る舞うか?
外務省批判を続けた田中眞紀子氏の損得

 プロジェクトが終わったり、職場が変わったりするとき、あなたはどのように振る舞うだろうか。

 特にその職場に不満があったり、自分への処遇に納得できなかったり、プロジェクトのパートナーとうまくいっていない場合、いざ自分が職場を離れたり、パートナーと別れることになったとき、あなたはどのように振る舞うだろうか。

 1つの典型例は、小泉政権時代、外務大臣だった田中眞紀子氏の所作だ。

 彼女は、外務大臣就任以来、一貫して外務省の体質を批判、「外務省は伏魔殿」という言葉で、メディアに持論を主張してきた。このことから、外務省と田中氏との関係はよいものではなかったのは誰しもがわかるだろう。

 色々とメディアをにぎわせた挙句、田中氏は更迭という形で大臣を辞任する。辞任の際には、職員の前で「外務省の今後のご発展をお祈りする」という旨を語っていたが、その後メディアではやはり持論を主張し、外務省への批判を繰り広げていた。

 それだけではなく、自分を更迭した当時の小泉首相や内閣にまで、批判の矛先を向け、それが自民党を辞し、民主党へ入党するきっかけともなった。

 実態は少し違うのかもしれないが、少なくとも外側から観察する限り、このように見えた。

 会社を辞める場合の例はどうだろう。最後だから上司に言いたいことを言う、辞めた後に組織の悪口(批判ではない)を言う、ネットに罵詈雑言を書き込む。こういった振る舞いは、前述の田中氏の行動と基本的に同じものだ。

 このような行動は諺で言えば、「旅の恥はかき捨て」というものだ。旅行先で関わった人には再び会うことは少ない。だから本来ならば、恥ずかしいような好き勝手な振る舞いをしたっていい、という意味だ。

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