「登場人物は命を削って戦っている。僕たちも音楽に命をかける」The Sketchbookが語る楽曲への想いとアニメ『キングダム』の魅力 (1) ロックな部分はそういう”現状打破”の気持ちを音に乗せている

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2011年に、篠原健太原作のTVアニメ『SKET DANCE』に登場するバンドを実際にデビューさせるという企画でオーディションが開催され、総勢1,300名の中から選ばれた、多田宏(Vo/B)、小原莉子(G)、渡邊悠(Dr)による3ピースバンドThe Sketchbook。

結成直後には「着うた」「着うたフル」が1万ダウンロード、1万メッセージを達成できなければ即解散という過酷な企画が提示されたが、結果はダウンロード数が43,213、メッセージ数が21,171と、見事に大幅な記録達成。その後は、ライブハウスでの活動はもちろん、インストアライブも含め年間100本以上のライブ、全国を車で移動しながら路上ライブを慣行、2011年には神奈川県・横浜アリーナで開催された「ANIMAX MUSIX2011」に出演し、約12,000人の前でライブを披露するなど、年々活躍の場を広げ、注目を集めている。

これまでにシングル6枚、アルバム2枚を発売し、デビュー2周年となる2013年9月28日には東京都・SHIBUYA-AXでのワンマンライブも控えているThe Sketchbookは、6月19日に7thシングル「クラック/21」をリリース。シングルに収録される「21」は、6月8日よりNHK BSプレミアムにて放送開始となったTVアニメ『キングダム』のエンディングテーマにも起用されている。そこで今回のインタビューでは、シングル「クラック/21」に込めた想いや、彼らの出自がアニメということもあり『キングダム』の魅力について話を聞いた。

――今回で7枚目のシングルとなりますが、まずは現在の率直な気持ちをそれぞれ聞かせてください。

多田宏(Vo/B):2年の活動の中でシングル7枚のCDを発売できたことは、すごく恵まれていることだと思います。自分たちの思いを伝える機会をいただいていることが単純にすごくうれしいですね。

小原莉子(G):私たちはオーディション企画で生まれて、結成と同時にデビューしました。右も左も分からないゼロからのスタートだったんですが、こうして7枚目を出すことができて素直にうれしいですし、ありがたいです。1枚1枚成長してきているので、今回もまた少し成長したThe Sketchbookをお見せできると思います。

渡邊悠(Dr):これだけリリースの機会をいただけているのはありがたいことですし、その分期待に応えなきゃいけないと思っています。毎回殻を破りながらやってきた成長の過程、「あぁ、こうやって成長してきているんだな」というのをファンの皆さまにお見せしたいと思っています。サウンド面においても、挑戦的なシングルになっています。皆さまにも僕らの挑戦的な姿勢をお見せしたいのでぜひ聴いてもらいたいですね。

――今回のシングルは両A面となりますが、「クラック」は心の中の葛藤などが描かれています。

多田:今回作詞を担当させてもらいました。ライブ活動でのファンとのコミュニケーションを通して感じたことを詩に託しました。ファンが抱えている悩みはThe Sketchbookの悩みと共通していると感じたことが多かったので、共感してもらえると自信を持っています。

「クラック」は自分と向き合うことの大切さを歌っています。マイナスなことに対して逃げてしまう自分がいると思うんですが、目を背けるんじゃなくて、自分と向き合って乗り越えていってほしい。再度向き合うことで自分を打破してほしいというメッセージを込めました。自分に対して弱い部分を受け入れる勇気を持ってほしいと思います。

小原:現状打破したい、と願う部分は誰しもがあると思います。楽曲はシンプルなんですが、所々ロックな場面を散りばめています。ロックな部分はそういう”現状打破”の気持ちを音に乗せているので、音も注目してほしいですね。

渡邊:2ndアルバムから僕たちが作曲作詞アレンジをやらせていただく比重が多くなりました。今回の7thシングルはそういう面でも重くとらえていて、バンドとしてもサウンド面の成長進化を強く意識した作品です。バンドの生感+αのサウンド作りを強く感じさせる内容に仕上げたので、バンドの音楽性の新境地を感じてもらえると思います。