初登場1位を飾った「マン・オブ・スティール」(C)Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

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2本の拡大公開作が上位を独占した先週末の全米ボックスオフィス。2位に1億ドル近い大差をつけて首位に立ったのは、DCコミックが誇る最強のヒーロー、スーパーマンの誕生を描いたアクション超大作「マン・オブ・スティール」だった。約1億1600万ドルのオープニング興収は6月公開の作品では歴代新記録。配給元のワーナー・ブラザースは先週末の公開直前に続編製作を発表した。

同作は、ワーナーが満を持してリリースした国民的人気キャラクター「スーパーマン」の再リブート作品。2006年、ブライアン・シンガー監督、ブランドン・ラウス主演でリブートした「スーパーマン リターンズ」(最終興収約2億ドル)に続き、同社のもう一人の看板キャラクター「バットマン」を「ダークナイト」として再生させたクリストファー・ノーランをプロデューサーとして招聘した。この「マン・オブ・スティール」は、5年以上の歳月をかけて製作してきた肝いりプロジェクトの第1作となる。

ストーリーは、母星クリプトンの崩壊に際し、宇宙に放出されたカル=エルが、地球に漂着しクラーク・ケントという人間として自らの存在に葛藤を抱えながら成長し、地球の救世主スーパーマンとして、実父の仇敵ゾッド将軍と戦うまでが描かれており、レビューはまずまず。前作の最終興収2億ドルを超えるのは確実で、3億ドル近辺が最終興収ラインになりそうだ。

出演はタイトルロールに英国人のヘンリー・カビル、ヒロインのロイス・レインにエイミー・アダムス、敵役ゾッド将軍にマイケル・シャノンのほか、ケビン・コスナー、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、ラッセル・クロウ。原案・脚本はノーランと彼の盟友デビッド・S・ゴイヤー。監督は「300/スリーハンドレッド」「ウォッチメン」のザック・スナイダー。

約2000万ドルのオープニング興収で2位デビューを果たしたのは、ジェームズ・フランコ、セス・ローゲン、ジョナ・ヒル、ジェイ・バルチェル、エマ・ワトソン、マイケル・セラ共演のアクションコメディ「ディス・イズ・ジ・エンド」。ハリウッドで活躍中の若手俳優たち(全員が自分を演じている)がパーティーをしているところに天変地異が起き、「この世の終わり」に直面した俳優たちのサバイバルがコメディタッチで描かれる。レビューは好評だが、公開5日間で約3300万ドルの上がりなので、1億ドル以上の興収は厳しいかもしれない。

前週大ヒットで、首位デビューを果たした低予算スリラー「The Purge」は大きく順位を落として5位に。こちらも1億ドル突破は遠のいてしまった。

その他、ソフィア・コッポラ監督の最新作「The Bling Ring」がニューヨーク、ロサンゼルスの5サイトの限定上映ながら、圏外21位に登場。ロサンゼルスに住むセレブ好きの女の子たちがボーイフレンドたちを伴って、リンジー・ローハン、パリス・ヒルトン、ミランダ・カーといったセレブの家を次々と強盗した実話を映画化した犯罪ドラマで、批評家受けは上々。今週末から拡大公開される。

今週末は、ブラッド・ピット主演のSFアクションホラー「ワールド・ウォーZ」に、ディズニー/ピクサーの新作アニメ「モンスターズ・ユニバーシティ」が公開となる。

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