福島を舞台にした「家路」に主演する松山ケンイチ

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俳優の松山ケンイチが、東日本大震災で故郷を失った家族の再生を描く「家路」(来春公開)に主演することがわかった。松山をはじめ田中裕子、安藤サクラ、内野聖陽ら実力派俳優が結集し、物語の舞台となる福島でオールロケを敢行。かつて故郷を捨てた男が震災を機に帰郷を決意し、警戒区域内で生活をはじめる過程で、離れ離れになっていた家族と再会する。

松山は、故郷と生きる道を選択する青年・沢田次郎を演じる。「スープ・オペラ」(10)などで知られる青木研次が手がけた脚本に、「自然を抱擁しようとする大きな人間の美しさが脚本に表現されています。素晴らしい脚本の美しさを損なわないように観客の皆様に届けたい」とほれ込んでいる様子だ。内野が亡き父の後を継いで生家を守ってきた兄・総一、田中がふたりの母、安藤が総一の妻に扮する。脇を固める山中崇、光石研、田中要次、石橋蓮司ら個性豊かな顔ぶれからも目が離せない。

本作で劇場映画デビューを果たした久保田直監督は、25年以上にわたりテレビドキュメンタリーのディレクターとして活躍し、07年には「MIPDOC」で“世界の8人のドキュメンタリスト”に選出された経験を持つ。「福島の警戒区域は閉ざされた空間になってしまっていますが、その土地に対する“想い”は閉じ込めてはいけない」という思いから本作に着手。「本気で考えて現場に入ってくれているキャストの方々との現場は、劇映画という“虚”を撮りながら、“実”を感じることが出来て、非常に手ごたえを感じています。これまでドキュメンタリーを撮ってきましたが、ドキュメンタリーでは描ききれないものを、本作で描きたい、描くことが出来るのでは」と自信をのぞかせている。

「家路」は、来春に全国で公開予定。

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