『The Purge(原題)』で主演を務めたイーサン・ホーク (c)Hollywood News

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6月14〜16日の全米映画興行収入では、スーパーマンの誕生を描いた『マン・オブ・スティール』(8月30日日本公開)が初登場首位となり、記録的スタートを飾った。このエンターテイメント大作とは正反対の作品といえる『The Purge(原題)』が5位にランクイン、先週は首位を飾っており話題となっている。

まず、注目を集めているのが予算だ。『マン・オブ・スティール』の制作費は2.25億ドル(約213億円)と言われているが、『The Purge』は300万ドル(約2.8億円)という低予算で制作されており、スーパーマン映画の約1/100だ。

そして、最も話題となっているのは映画の設定である。
本作の舞台は2022年のアメリカで、この近未来では、1年のうち1日、その日の12時間限定であらゆる犯罪が合法化されていることになっている。犯罪が合法化された時間帯に、裕福な家庭が暴徒化した市民に侵入され、荒くれ者たちの手から妻と子どもを守るためにセキュシティ会社の社員である夫が立ち向かうというストーリーである。

犯罪が合法化された世界という設定が大きな反響を呼んでいるようだ。
ソーシャルニュースサイトの「Reddit」では、「もし1年のうち12時間だけ法律がなくなったとしたら、どの犯罪が最も多いだろうか?」というスレッドが立っており、「殺人」「強盗」「マリファナ」「インサイダー取引」「金融詐欺」という予想に加えて、「もし法律がなくなったら、”犯罪”は起こらないだろう」というコメントも。
この設定を不快に思う人も少なくないようで、「ひどい映画だ」「12時間の間にこの不愉快な映画を200回ダウンロードして一切見ないで全て削除してやる」という意見もある。

なお、ニュースサイト「THE INQUISITR」によると、本作はオープニングの収入だけで制作費の約12倍を稼いだというその収益性の高さから続編の制作がスタートしたという話もあるようだ。【橋本 トミオ】