渋谷駅再開発の建築デザインに隈研吾とSANAAを起用

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 渋谷駅周辺地区の再開発における都市計画が6月17日に決定し、東京急行電鉄と東日本旅客鉄道、東京地下鉄が進める中核事業「渋谷駅地区 駅街区開発計画」のデザインアーキテクトに、隈研吾建築都市設計事務所とSANAA事務所が抜擢された。エリア最大級となるオフィスと商業施設が3棟で構成され、開業は東棟が2020年、中央棟と西棟は2027年が予定されている。

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 山手線や地下鉄銀座線、旧東急東横線渋谷駅の真上に位置する「渋谷駅地区 駅街区開発計画」は、貸床面積約7万平方メートルのオフィスと店舗面積約7万平方メートルの商業施設の開業とともに、東西駅前広場をつなぐ自由通路の拡充やアーバン・コアの整備、駅街区と宮益坂上方面、道玄坂上方面をつなぐスカイデッキの整備といった全ての利用者にとって安全で快適な街の実現を目指すという。デザインアーキテクトには世界的な建築家 隈研吾の建築都市設計事務所と建築界のノーベル賞と言われる「プリッカー」を受賞した建築ユニット妹島和世と西沢立衛によるSANAA事務所を起用して、大規模ターミナル駅を中心とする都市再生のモデル的プロジェクトの構築を進める。

 昨年4月の渋谷ヒカリエの開業に続いて、今回の再開発事業では2027年度までに5棟のビルを建設予定。「渋谷駅地区 駅街区開発計画」の完成に先駆けて、東横線渋谷駅のホームおよび線路跡地では「渋谷駅南街区プロジェクト(渋谷駅三丁目21地区)」が2017年度、駅西口の「東急プラザ」を建て替える「渋谷駅地区 道玄坂街区開発計画」が2018年度に開業する予定だ。

■渋谷駅前再開発の計画案発表 ヒカリエ級高さ230mビルなど5棟開業へ
 http://www.fashionsnap.com/news/2013-01-24/shibuya-minami-project/

■渋谷駅地区 駅街区開発計画
 事業主体:東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄
 所在:東京都渋谷区渋谷2丁目23番 外
 用途:事務所、店舗、駐車場等
 敷地面積:約15,300?
 延床面積:約270,000?
 階数:東棟 地上46階 地下7階、中央棟 地上10階 地下2階、 西棟 地上13階 地下5階
 高さ:東棟 約234m、中央棟 約61m、西棟 約76m
 設計者:設計:渋谷駅周辺整備計画共同企業体(日建設計・東急設計コンサルタント・ ジェイアール東日本建築設計事務所・メトロ開発)
     デザインアーキテクト:日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所
 予定工期:2013年度〜2027年度
 開業予定:東棟 2020年 中央・西棟 2027年

■渋谷駅地区 道玄坂街区開発計画
 事業主体:道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発準備組合
 所在:東京都渋谷区道玄坂1丁目2番地・8番地
 用途:店舗、事務所、駐車場等
 敷地面積:約3,330?
 延床面積:約59,000?
 階数:地上17階、地下5階
 高さ:約120m
 設計者:基本設計:株式会社日建設計
     デザインアーキテクト:手塚建築研究所
 予定工期:2015年度〜2018年度
 開業予定:2018年度

■渋谷駅南街区プロジェクト(渋谷駅三丁目21地区)
 事業主体:東京急行電鉄株式会社および東横線隣接街区の地権者
 所在:東京都渋谷区渋谷3丁目21番 外
 用途:事務所、店舗、ホテル、駐車場等
 敷地面積:約7,100?
 延床面積:約117,500?
 階数:地上33階、地下5階
 高さ:約180m
 設計者:株式会社東急設計コンサルタント
 デザインアーキテクツ:小嶋一浩+赤松佳珠子/シーラカンスアンドアソシエイツ(CAt)
 予定工期:2013年度〜2017年度
 開業予定:2017年度