向後の7日株:調整一巡!国策合致の事業展開に期待の印刷機械株(633X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

東京機械 (6335)が今日の注目銘柄!

全体相場に底入れ機運が強まる状況下、4月9日につけた高値270円からの調整は7日の110円で一巡したとみて、同社に注目します。

同社は、1874年に創業し、1906年には国内メーカーとして初の輪転機を完成させた老舗の印刷機械メーカーです。新聞用・商業用オフセット輪転機およびデジタル印刷機等の印刷機械関連事業を主力として、不動産賃貸関連事業を展開しています。

14年3月期通期連結業績は、売上高は123.7億円(前期比、32.3%増)、営業利益は1100万円(前期は、48.02億円の赤字)、経常利益は1200万円(前期は、49.35億円の赤字)、当期純利益は151.9億円(前期は、80.74億円の赤字)の見込みです。2桁増収・営業損益段階からの黒字転換をポジティブに評価します。

確かに、連続営業赤字で継続前提に疑義注記となっていることには留意が必要ですが、14年3月期においては第一工場売却跡地を178億円にて売却したことによる特別利益計上により、大幅最終黒字見通しであることが短期的には相殺材料とみています。また、東急東横線・JR南武線「武蔵小杉駅」に隣接する同社社宅跡地に建設中であったオフィスビルに関しては、13年5月下旬竣工予定となっている点も強調材料です。

ところで同社は、5月14日に、6月27日を効力発生日予定とした、定款の一部変更を発表しています。内容は、事業目的に、発電および売電に関する事業・労働者派遣事業・農産物の生産、加工および販売の3事業が加わる予定です。このような国策に沿った、成長分野での事業展開に期待したいところです。

日足チャートをみると、17日終値は131円と、これまでレジスタンスとなっていた一目均衡表の転換線(17日現在、128円)を終値ベースで上回ることができました。
月足では、9ヶ月移動平均線(同、108円)が、サポートとして機能しており、短期的には調整局面でしたが、長期的な観点では上昇トレンドは継続中との認識です。今後、株価は短期自律反発局面に入り、4月9日の高値270円を目指す展開を想定しています。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。