日経平均の日足チャート(6カ月)。緑が5日、赤が25日、青が75日の移動平均線(出所:株マップ)

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 ボラタイルな相場が続いています。今週は18〜19日に開かれるFOMC(米連邦公開市場委員会)と、FOMC後のバーナンキFRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見が世界の金融市場を大きく動かすことになる見通しです。バーナンキ議長が量的緩和縮小に言及した5月22日以降、世界の金融市場は不安定さを増しています。

 今回議長は市場を落ち着かせようとするとみられているようですが、それで、米金融政策の先行き不透明感が後退すれば、株式市場で買い安心感が広がることでしょう。

 その一方、それでも動揺が収まらなければ、さらに投資家の不安が強まる可能性も否定できません。このため、FOMC後の議長発言を受けた市場の反応を確認できるまでは、多くの投資家は様子見スタンスを崩せそうにありません。

日経平均は6月のSQ値1万2668.04円に注目しておく

 実際、東証一部の売買代金は9516億円と、1兆円大台を割り込み、薄商いでした。このため、今週の東京株式市場は引き続きボラタイルな動きと、円相場に対して神経質な動きを継続することでしょう。日経平均の想定レンジは下値は26週移動平均線(14日現在1万2333.33円)〜25日移動平均線(同1万4050.68円)です。ボラティリティーが高止まりしているため、想定レンジも非常にワイドせざるを得ませんね。

 今週以降については、6月のSQ値1万2668.04円を上回れば25日移動平均線を目指し、逆に下回れば26週移動平均線を目指すと考えています。

 SQ値は足元で最も商いをこなした価格であり、これより上なら好需給で相場は上がり易く、下なら需給が悪化し相場は下がり易いとみています。なお、短期的には、日足ベースの「一目均衡表の雲」は抵抗帯として強く意識されそうです。また、バーナンキ・ショックが発生したら、26週移動平均線はあっさり割れることでしょう。

 確かに、5月23日以降、乱高下を繰り返した6月物の先物・オプションが、14日のSQで清算されました。この結果、先物・オプション市場での手仕舞い売りの懸念は大幅に低下したことは事実です。これを機に、先物市場の需給の混乱が収まる可能性が高まりました。これは需給面のポジティブ材料です。

 なお、真偽の程は不明ながら、一部で株価上昇の切り札に郵貯マネーを活用するのではとの観測が報じられています。

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