中小型株BEST15 分割狙い最低投資金額引き下げへ
アベノミクス相場では再生医療関連のバイオ株やネット選挙関連のセキュリティー株が新興市場の花形。値上がり率の高さや一度火がついたらS高連発も夢ではない爆発力がたまらない。新たな切り口は「株式分割狙い」の大復活!


株価50万円超の好業績新興株は分割狙いで買い!

2004年の新興株バブルでは、ライブドアを筆頭に株式分割を繰り返す株が急騰劇を演じた。

当時は分割された子株が実際に支給されるまでに50日程度のタイムラグがあり、分割株に対する需要に比べて供給が圧倒的に少ない制度上のゆがみが株価急騰を呼んだ。現在は分割直後、即座に子株が割り当てられるので、こうした投資手法は通用しないはずだった。

「しかし、最近の活況相場では、株式分割で最低投資金額が下がり、個人投資家が手がけやすくなるだけでも好材料」と語るのはカブドットコム証券の河合達憲さん。

「全国の証券取引所では望ましい株の最低投資金額を5万円以上50万円以下と定めています。そのため、現在、株を買うのに50万円以上かかる新興株などには株式分割や売買単位変更による人気化が期待できるのです」

4月1日の株式10分割まで、1株400万円以上の資金がないと買えなかったガンホー・オンライン・エンターテイメントは、分割後も株価は好調。毎年のように分割を繰り返し、そのたびに株価が上昇してきたクックパッドなど、新興市場では?株式分割で株価急騰〞神話がひそかに復活!

「投資金額40万円以上という発想で銘柄選別すると、好業績で分割期待の株を発掘できるはず」

1位 MonotaRO
工場版「アスクル」で成長。好業績で機関投資家に人気
工場用資材の販売で急成長中の企業だ。オフィス用品を届けてくれる“アスクルの工場向け企業”と考えれば理解しやすいだろう。

低価格と豊富な在庫量で他社を圧倒しており、この会社がないと仕事が回らない中小企業は少なくないはずだ。

韓国向けサイトが軌道に乗れば、タイやベトナム、中国などにも進出が見込まれる。連続増益・増配企業なので、機関投資家にも好まれる。



2位 コロプラ
スマホ向けゲームで高評価。東証1部の早期昇格に期待大
コロプラはスマホ向けゲームなどソフト開発の優良企業だ。昨年12月に上場した新顔だが、短期間のうちにスマホ関連の新興株の定番銘柄として位置づけられる存在に育った。

東証マザーズ銘柄だが、時価総額が大きいため、東証1部への上場観測が出てくるのも早いだろう。同社の株価がKLabと似た動きをするのは、KLabが社長の出身企業だからかもしれない。



3位 エスイー
キーワードは落橋防止。“500億円企業”に向け前進
エスイーは橋梁の補修や工事資材の販売が主力。安倍内閣の進める国土強靭化政策に沿って、落橋防止対策が急がれており、この会社は一段と忙しくなりそうだ。

グループの総売上高は200億円に満たないが、目標に掲げる“500億円企業”に向けて着実に前進している。時にM&Aも駆使して規模拡大を積極的に進めており、株価が居場所をガラリと変える日はそう遠くないだろう。



4位 ワイヤレスゲート
公衆無線LANで業界トップ。来期の増配もさっそく視野に
街角や喫茶店などでインターネットができる公衆無線LANの運営で業界トップを走る企業だ。売上高も営業利益も急速に膨張している。今期末に上場以来初の配当が見込まれているが、来期の増配も視野に入ってくる。

株価は電機や自動車株並みに順調に上げている。昨夏上場の新しい銘柄で、戻り待ちの売り物が出てこないため、大方の予想よりも上値は軽そうだ。



5位 KVK
給水用バルブの専業。住宅駆け込み需要がプラスに