インテル加入の話が迫っているユヴェントスMFマウリシオ・イスラ。同選手をユヴェントスと共同保有するウディネーゼのジーノ・ポッツォ会長は先日、「ユヴェントスとの共同保有を延長する。それから彼がどこへ行くかはユヴェントスが決めることだ。インテル? ユヴェントスが別のチームに放出すると決めるなら、我々は構わない」と話している。

インテルは共同保有権に500万ユーロ(約6億3000万円)を提示しているが、ユヴェントスにとってはまだ十分な金額ではない。イスラの5年契約には1900万ユーロ(約23億9000万円)を要した。1年あたり約500万ユーロということだ。つまり、現時点でイスラの市場価値は1500万ユーロ(約18億9000万円)であり、その半額ということは750万ユーロ(約9億4000万円)である。これが、インテルとユヴェントスの間にある差だ。

また、インテルはウディネーゼに関する別の選手に関心を抱いているようだ。DFダニーロである。3バックに慣れている29歳、つまり経験豊富なセンターバックだ。市場価値は700万ユーロ(約8億8000万円)と超高額ではない。ただ、現時点では、DFアンドレア・ラノッキアの去就次第だ。ウディネーゼとしては、トレード要員として、FWサムエレ・ロンゴを気に入るだろう。だが、インテルは彼に関してレンタル移籍しか考えていない。

一方、英紙『デイリー・ミラー』によると、トッテナムがインテルMFフレディ・グアリン、そしてインテルが狙うコリンチャンスMFパウリーニョを狙っているようだ。コリンチャンスのマリオ・ゴッビ・フィーリョ会長は、ブラジル『Folha de Sao Paulo』で、「パウリーニョに対するオファーはまったく受け取っていない」と話している。

なお、インテルDFクリスティアン・キヴの代理人であるジジ・ベカリ氏は、『Digi Sport』で「キヴとインテルの契約はあと1年ある。(ワルテル・)マッツァーリ監督にとってもう必要ないというなら、給料を受け取るために彼を金庫に送れば、それから出ていける」と語った。