ツアー通算50勝のレジェンドが優勝戦線に名乗りをあげた(撮影:ALBA)

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<サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 3日目◇15日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,537ヤード・パー72)>
 国内女子ツアー「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の3日目。午後から降り始めた雨が次第に強さを増し、多くの選手がスコアメイクに苦しむ中、首位と2打差の4位タイに浮上したのはツアー50勝を誇る永久シード選手・不動裕理だった。
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 トータル2アンダー18位タイからスタートした不動は1番でバーディを奪う幸先の良いスタート。5番ロングでバンカーから70ヤードのサードショットを1メートルに寄せ2つ目のバーディを奪うと、さらに6番8番もバーディとしスコアを4つ伸ばして折り返した。
 後半に入ってからは降りしきる雨の前に我慢するゴルフを強いられた不動。しかし「雨の中ではとにかく安全に攻める」と方向転換し9つのパーを並べてムービングサタデーのプレーを終えた。
 2000年から6年連続で賞金女王に輝くなど圧倒的な強さで女子ツアーに君臨してきた不動。しかし最近は2011年「リゾートトラストレディス」の優勝を最後に、勝利から遠ざかっている。今季もここまで不振が続いており、今大会2日目に記録した“69”が初めての60台であることからもその深刻さは十分感じ取ることができる。
 不調の大きな原因はパッティングにある。不動はこれまで平均パット数1位に輝いたこともあるパットの名手だが、今年は特に1、2メートルのショートパットが決まらず苦しんでいた。ただ不動のすごいところはこのような状況の中で、「急には入らないから、とにかく我慢して諦めずやるしかない」と考え、根気強く練習や試合に臨んできたことだ。我慢すれば必ず道は開かれる、ゴルフの技術以上にツアー50勝を挙げた偉大なる経験が不動を支えているのかもしれない。
 さらに約3年ぶりにパターを10年以上使い続けた“エースパター”に戻したことも不動の復調を後押ししている。今季の「ワールドレディスサロンパスカップ」から戻したようだが、それによって全く決まらなかった下りのパットが入るようになったと不動は話す。長年使い続けた頼れる相棒の投入が不動にとって大きな気分転換につながり、パットの復調につながったのだ。
 そして今大会、“エースパター”投入により復調したパットが成績にもつながった。2日目に記録した今季初の60台に続いて、再び“68”というスコアをマークしたのだ。もちろんまだ不安が完全に払拭された訳ではない。しかし、もし明日、2年ぶりのツアー優勝を成し遂げられたら、それは“女王復活”と言っていいだろう。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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