スペインで脱税問題が騒がれ、「サッカーの王様」ペレ氏からは批判され…だが、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは元気だ。まだ26歳にもなっていない彼は、早くもアルゼンチン代表における得点記録でディエゴ・マラドーナ氏を上回ったのである。

アルゼンチンは14日、グアテマラとの国際親善試合に臨んだ。アルゼンチンにとってはテストマッチだったが、ワールドカップ予選のコロンビア戦とエクアドル戦でベンチスタートだったメッシのコンディションを把握するのに役立つ一戦となっている。

グアテマラ戦で先発出場したメッシは、14分にペナルティーエリア外から左足で強烈なシュートを決めて均衡を破ると、35分にはMFアウグスト・フェルナンデスの追加点をアシスト。さらに、40分にはPKで自身2点目を記録すると、後半にはハットトリックを完成させた。

これでメッシは代表で通算35得点。エルナン・クレスポ氏の記録に並び、マラドーナ氏の記録を1ゴール上回った。アルゼンチン代表の歴代2位タイだ。トップに立つのは56ゴールのガブリエル・バティストゥータ氏のみとなる。

メッシは67分にFWロドリゴ・パラシオとの交代でピッチを後にし、観客からスタンディングオベーションでたたえられた。これからバカンスだ。