主演作が公開初日を迎えた倉科カナ

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女優の倉科カナが6月15日、東京・渋谷のユーロスペースで行われた主演作「遠くでずっとそばにいる」の初日舞台挨拶に登壇した。昨夏にオール秋田ロケを敢行。事故で記憶を失ったヒロインという難役に「プレッシャーもあったが、今は『あの頃、頑張って良かったな』と思える」と誇らしげ。「もし見知らぬ男性から『恋人だった』と告白されたら?」と質問されると、「戸惑うけど、受け入れちゃいそう」と話していた。

映画は交通事故で過去10年間の記憶を失った27歳のヒロインが、周囲の助けを得ながら、つらい過去と向き合う姿を描いたミステリータッチの恋愛ドラマ。舞台挨拶には倉科をはじめ、共演する中野裕太、長澤雅彦監督(「夜のピクニック」「天国はまだ遠く」)、自作以外で初めて音楽提供をした岩井俊二監督が出席した。

倉科は「空白の10年間をあえて埋めるのではなく、『ないものはない』とすっぱり考えた。むしろ記憶を失っていたと気づかされるリアクションのほうが難しかった」と述懐。「現場に入ると、長澤監督からは何も言われず、不安にもなった」と明かすと、中野も「とにかく監督からは『何もするな』と言われたので、自分が映像の中にいる意味を探りながら、心のバランスを保つことを意識した」と振り返った。

岩井監督は、長澤監督と10数年来の親交があるといい「ある時『岩井さんに音楽を発注していいの?』って聞かれて、最初は冗談だと思ったが、結果的に“受注”しました(笑)」。そして「じんわり心に染み渡る、すてきな映画に仕上がった」と本作をたたえた。一方、長澤監督は「かれこれ2009年から準備し、やっと初日にたどり着いた。ここに立てるのが幸せだし、秋田の皆さんの協力なしには完成しなかった」と感無量の面持ちだった。

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