思わず共感する意外なダメっぷりとは!?
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 青野春秋の人気漫画を映画化した『俺はまだ本気出してないだけ』で、41歳にして漫画家への夢に目覚めたバツイチ子持ちのダメ親父を熱演した堤真一が、撮影時のエピソードとともに自らのダメだと思っている部分を赤裸々に語った。


 いきなり脱サラして「漫画家になる!」と宣言したかと思えば、真っ昼間からダラダラとゲームに興じ、高校生の一人娘に借金を申し込む……。まさに絵に描いたようなダメ親父・シズオが巻き起こす騒動を、映画『HK/変態仮面』などの奇才・福田雄一監督が独自のセンスで描いた本作。


 シズオ役に抜てきされ、それまでのクールで知的なイメージを覆すかのような弾けた演技を見せた堤は、「福田監督の手のひらで転がればいいと思ったので、ほとんどが監督の指示通り。『クライマーズ・ハイ』でやったあの顔をしてくださいとか、とにかく言われるがままにやりました」と撮影を振り返る。


 演技では福田監督にとことん身を委ねたという堤だが、彼自身の中にもダメダメなシズオの要素があるらしい。「すぐサボりたがるシズオのように、僕も台本を読むのをギリギリまで延ばしちゃったり、やらなきゃいけないってわかっていることを後回しにすることが多い。子どもの頃も、夏休みの宿題の日記を8月31日にまとめて書いていました(笑)」と意外なダメっぷりを暴露。「結果的に苦労して、もっと早くやっとけばよかったと思うタイプ」と苦笑する彼に、共感を覚える人も多いのではないだろうか。


 さらに堤は、「役者の仕事が好きかと聞かれたら、本気で好きとは言えないかも」と衝撃発言! そして「もちろん一生懸命やっているけど、正直なところ本当に自分が役者に向いているのかまだわからないんですよね。この先、野球の方が向いていると思ったら、役者を辞めてプロ野球選手になっているかもしれません(笑)」と、迷える大人・シズオを彷彿(ほうふつ)させる持論をジョーク交じりで明かした。そんな名役者・堤が見せるユーモラスな一面を、ぜひともスクリーンで味わってほしい。(取材・文:斉藤由紀子)


映画『俺はまだ本気出してないだけ』は6月15日より全国公開