『華麗なるギャツビー』に主演したレオナルド・ディカプリオ
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 F・スコット・フィッツジェラルドの同名小説を3D映画化した『華麗なるギャツビー』で主演を務めたレオナルド・ディカプリオが、アメリカ文学の金字塔といえる作品に挑むプレッシャーや、ギャツビーのキャラクターを特徴づける“類いまれなほほ笑み”をどのように生み出したのかを語った。


 「華麗なるギャツビー」は出版から1世紀近く世界中で愛読されてきたほか、ロバート・レッドフォード主演作など過去に4度映像化されている。今回の映画化を「かなり危険なプロジェクト」と表現したレオナルドは、「多くの人が、自分たちの思い描く小説を劇的に観ることを期待している。難しいのは、映画を作る際には全てを具体的に、そして明確にしなくてはならないということ。人々はその限定されたイメージに同意しないかもしれない」と映画化の成功に懐疑的だったと明かす。


 それでも小説を読み返して、改めてギャツビーのキャラクターに魅了されたというレオナルドは、「確かにためらいはあったけど、パートナーとの絆と信頼に支えられたんだ」と語るように、20年来の信頼できる仕事仲間であるトビー・マグワイア(ニック・キャラウェイ役)&バズ・ラーマン監督の存在もあって出演を決意。映画化については「できる限り小説に忠実に、この小説を偉大なものにしているエッセンスを抽出することができたら」という姿勢で臨んだ。


 そしてそれは、ギャツビーがニックと初めて会ったときに“類いまれなほほ笑み”を見せるシーンに如実に表れている。レオナルド自身「あのシーンは重要だ!」と熱弁した同シーンは、ラーマン監督と小説を何度も何度も読み返して「小説のセリフを全て語らなくても、演じるときに潜在意識の中に残っている」状態にし、さらに終わりがないくらいとことん話し合って完成させた。


 レオナルドはこれらの作業について「才気あふれるフィッツジェラルドの文章が醸し出すニュアンスの全てを、どうやったら劇的に演出できるのか、僕たちは下調べを万全にして臨んだんだ」と振り返っている。「華麗なるギャツビー」の初稿「Trimalchio(トリマルキオ)」まで何度も読んだというレオナルドが、ラーマン監督の演出の下で体現したギャツビーという人物の底知れない魅力を、劇場の大スクリーンで味わってほしい。(編集部・市川遥)


映画『華麗なるギャツビー』は公開中