「彼女を諦めない!」と燃えるギャツビー。扮するディカプリオの演技も、『タイタニック』(97)を想起させるようなストレートさだ/[c]2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

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バズ・ラーマン監督×レオナルド・ディカプリオ主演という『ロミオ&ジュリエット』(97)コンビによる『華麗なるギャツビー』が6月14日(金)より公開中だ。本作はタイトルにも入っている、ギャツビーという名前の男の姿を描いたゴージャスな恋物語。このギャツビーは豪邸に住む資産家で、夜な夜な豪華なパーティーを開いている超ド派手な人物なのだが、実は想像もつかないギャップの持ち主。演じるディカプリオの佇まいも相まって、女性なら思わず心をつかまれてしまいそうなキャラクターなのだ。

【写真を見る】これが昔から思い続けているデイジーと再会する重要シーン。演じるレオ様の挙動に注目

大規模なパーティの主催者であるにも関わらず、客たちは誰一人としてギャツビーの顔や職業を知らない。人殺しや詐欺師など、色々な噂が流れているが、彼の素性は謎のまま。自信に満ちた紳士的な男性で、頭の切れる大物感を漂わせる人物として描かれている。だが、彼が昔から思いを寄せ続けている女性デイジーとの再会を果たす場面では、誰もがあっけにとられるほどに人格が豹変し、言動の全てがぎこちなくなってしまうのだ。

友人の家でデイジーと再会することになったギャツビーは、何と彼女のために大量の花を注文。家の中は居場所もないほどに花だらけになってしまうのだが、「(花の数が)多すぎたかな?」と、そわそわと自信なさげな素振りからは、これまでの彼の威厳は感じられない。遂に彼女と再会を果たすも、なかなか会話が切り出せず、見ている側は思わずはらはらしてしまう。そして、部屋にあった時計をほめようと触ってみると、勢いあまって時計を破壊してしまい、部品を慌ててくっつけようとするがくっつかないなど、まるでコントのようなドタバタぶりまで披露する。こんなシャイな役を演じるディカプリオを見るのは非常に珍しいだろう。

極めつけは、過去に彼女からもらった手紙や写真など、思い出になるものを綺麗にファイリングして保存しているところだ。5年間も、それらを大事に保管しているところはあまりにも一途だが、一歩間違うとちょっと危険そうにも感じられるかもしれない。「こんなに愛されてみたい!」という人、「いや、ここまでは重いかも」という人、意見は賛否両論あるだろうが、稀に見るシャイなギャップ男の姿をスクリーンで楽しんでみてはいかがだろうか。【トライワークス】