向後の7日株:「暴落相場の赤札銘柄は買い」直近IPOは刺激材料!開発の進捗状況良好なバイオ株(458X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

カイオム・バイオサイエンス(4583)が今日の注目銘柄!

13日の日経平均は日銀が大胆な金融緩和を導入する直前の4月3日以来約2カ月りの安値となり、下げ幅と下落率が今年2番目の大きさでした。このような急落相場の中、同社株は前日比1050円(7.37%)高の15290円でした。つまり、「暴落相場の赤札銘柄は買い」の相場格言に合致する銘柄です。

同社は、世界初の遺伝子組換えによる画期的な迅速抗体作製技術「ADLibR システム」を核とした独占的なビジネス展開により、創薬企業における「抗体医薬品」の迅速な開発に貢献する、バイオベンチャーです。

ちなみに、6月11日に東証マザーズに新規上場したペプチドリーム(4587)が買い人気化しています。これは、バイオ関連である同社の株価に強烈な追い風です。これに加えて、6月26日に、注目度が非常に高い、リプロセル(4978)の上場を控えている点も、同社の株価にポジティブに作用することでしょう。

ところで、6月11日、同社は完全ヒトADLibシステム開発の進展に関しての発表をしました。トリBリンパ球由来DT40細胞の抗体遺伝子領域に対し、同社で定義する一定数以上のヒトの軽鎖抗体遺伝子および重鎖抗体遺伝子の両方を乗せ換えたプロトタイプ細胞候補株を作製し検証したところ、完全ヒトADLibシステムとしての全ての要件を満たす優良なプロトタイプ細胞株が獲得できたことを確認したということです。

今回、より多くの偽遺伝子を導入した細胞株を構築できたことで、完全ヒトADLibシステム実用化における主要なステップは残り2つとなりました。今後は、プロトタイプの偽遺伝子をさらに増やし、ヒト抗体遺伝子間でのジーンコンバージョン(相同組換え)において、既存のADLibシステムと同等あるいはそれ以上の多様性を持つライブラリを構築して評価すること、また困難抗原からの抗体取得による実用化検証を進めていくということです。
なお、完全ヒトADLibシステムとは、DT40細胞のもつニワトリ抗体の遺伝子の主要部分をヒト抗体の遺伝子に置き換えることです。同社では、このヒトの抗体を作り出す“実用化レベル”のADLibシステムを構築することを今期の研究目標として掲げています。

一方、株価は5月1日の21190円を高値に調整中ですが、6月7日の8240円で底打ちしたとの認識です。今後は、25日移動平均線(13日現在12508円)をサポートに、自律反発を続けると考えています。なお、日足ベースの一目均衡表の雲上限(同15235円)を安定的に上回り、転換線と基準線の好転と、遅行スパンの好転が実現すれば、上昇ピッチが加速するとみています。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。