いくつになっても恋愛体質! フランス人女性と韓国人男性の異色恋愛物語

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いくつになっても恋愛体質、年をとればとるほど円熟味を増して魅力的になる......。フランス人女性に対して、そんなイメージを持っている人も多いかもしれません。

そんな"フランス人女性"のイメージそのままに、異国の地で奔放に恋をするフランス人女性と韓国人男性のちょっと不思議な恋愛映画『3人のアンヌ』が6月15日から公開されます。

主人公のアンヌを演じるのは、フランスの名女優イザベル・ユペール。ジャン=リュック・ゴダール、ミヒャエル・ハネケ、フランソワ・オゾンなど、数々の名映画監督の作品に出演してきた彼女が、韓国人の鬼才ホン・サンス監督に招かれ、韓国を訪れた"3人の"アンヌを魅力たっぷりに演じています。

彼女が演じているのは、青いシャツを着た知的な女性映画監督、赤いワンピースを着た不倫人妻、緑のワンピースを着た韓国人女性に夫をとられたバツイチ女性という、それぞれ異なる魅力を持った3人のアンヌ。3人のアンヌがそれぞれに、韓国の海辺の街・モハンを訪れ、そこでユ・ジュンサン演じる若い韓国人ライフガードと出会い、恋に落ちたりアバンチュールを楽しんだりするのです。





本作の監督、ホン・サンスの演出方法は少し変わっていて、俳優たちに事前にシナリオを渡さず、その日の朝に書き上がった分だけシナリオを渡し、その分だけ撮影するのだとか。だから、物語の構成やストーリーも、役者の演技や場の空気を受けて、どんどん変わっていきます。

アンヌとライフガードがテントの中で歌を歌い出すシーンがあるのですが、そのシーンはほとんど即興で作られたものだったとか。監督、俳優陣、場の空気、そういったものの化学反応が、すべて作品として収められているのです。

イザベル・ユペールは、韓国映画の中にフランス映画のエッセンスを持ち込み、3人のアンヌのそれぞれ違った物語を魅力的に作り上げています。異国の地、韓国で伸びやかに振る舞うアンヌのキュートさに、観終わった後、彼女のことを大好きになってしまう女性も多いと思います。

アンヌを演じたイザベル・ユペール、実は1953年生まれの60歳。とはいえ、還暦にはとても思えず、30代、40代と言っても通用するようなキュートさを誇っています。1969年生まれのユ・ジュンサンの恋人と言っても、違和感がないほど。

いくつになっても女性らしさを忘れず、異国の地でも恋愛戦闘体制モードをオンにしているフランス人女性・アンヌを描いた映画『3人のアンヌ』。
なかなか恋愛に踏み出せず、同じような毎日を繰り返してしまう女性にもぜひ観て欲しい一作です。


『3人のアンヌ』(89分/韓国/2012年)
原題:다른 나라에서
英題:In Another Country
公開:2013年6月15日
配給:ビターズ・エンド
劇場:シネマート新宿ほか全国にて順次公開
監督・脚本:ホン・サンス
出演:イザベル・ユペール/ユ・ジュンサン/チョン・ユミ/ムン・ソリ/ムン・ソングン/ユン・ヨジュン/クォン・ヘヒョ
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(松村知恵美)