タイ初の金貨「Teo Meng Tong Pao」(写真は7枚の裏表)【写真提供:Eur-Seree Collecting Co., Ltd.】

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バンコク発ビジネス・生活情報誌『DACO』編集部のタイ人経理部長、ブン(女性)が日タイの架け橋となるべく日本人からの質問に答えます。

読者からの相談:タイの古い紙幣は使える?
(前略)毎回、興味深い記事を拝見させていただいております。タイの習慣・文化・考え方を知ることができ、感謝しています。
 さて、以前から一度お聞きしたかった件なのですが……。日本では、旧札は(状態にもよりますが)額面以上の価値が付きますが、タイでは、どうなのでしょうか?
 数十年前のものと思われる、見たこともないタイのお金が手元にあります。かなり古い5バーツ紙幣、10バーツ紙幣、20バーツ紙幣や、今の10バーツ硬貨と同じ大きさの1バーツ硬貨などもあります。
 もし、額面以上の価値があるなら銀行などで交換できるのでしょうか? また、額面通りの額でしたら現在も使用可能なのでしょうか? よろしくお願いします。(匿名希望)


【ブンからの回答】

換金は額面通り

 流通していない紙幣やコインには貨幣価値はありません。商品の代金として受け取ってくれるかくれないかは受取人次第となります。
 古い紙幣を換金したい場合、タイ中央銀行(Bank of Thailand)で買い取ってくれますが、その額は、あくまで額面の金額です。 

おすすめはオークション

 そこで、中華街にある古銭商に買ってもらうか、古美術品オークションへの出品をおすすめします。露店で古銭を商っている人との接触は、よほど目の利く人でないと騙されますのでおすすめしません。
 オークションへの出品ならば、Eur-Seree Collecting社を紹介します。シーロム通りのナライホテル内で年に3回オークションを主催している仲介会社です。
 ここでは、オークション3日前から数千点の品々をじっくり見ることができます。鑑定は無料なのでオークションに先立って紙幣を撮影してメールで送ってみてはどうでしょうか。評価額を知ることができますよ。

Eur-Seree Collecting社のサイト www.eurseree.co.th
問い合わせ先 auction@eurseree.com

日本人が1550万バーツで落札!

 ところで、昨年8月5日に開催されたEur-Seree Collecting社のオークションは異様な熱気に包まれたそうです。それもそのはず、ワールドコレクションと呼ばれるラマ4世(在位:1851年4月2日〜1868年10月1日)の60歳の誕生日を祝って発行されたタイ初の品である7枚の金貨「Teo Meng Tong Pao」(写真は7枚の裏表)が出展されたからです。落札したのは日本人! その額1550万バーツ(約5000万円)!

 古銭はいい投資になりますね。(ブン)


(文・撮影/『DACO』編集部)