あべのハルカス先行オープン 近鉄本店タワー館を初公開

写真拡大

 近鉄百貨店は、大阪・天王寺の新ランドマークとして注目されるあべのハルカスの中核施設「あべのハルカス近鉄本店」のタワー館を13日の開業に先立ち、報道陣に公開した。タワー館は日本一の高さを誇るあべのハルカスの低層階を占め、地下2階から地上14階までの16フロアで構成。来春の全館開業に向けて順次改装オープンするウイング館と合わせて営業面積は10万平方メートルとなり、日本最大級の百貨店が誕生する。

あべのハルカス近鉄本店タワー館公開の画像を拡大

 "日本一滞在時間の長い百貨店"をめざした同店は、「買い物目的がなくても立ち寄ってもらえるよう、顧客の足を止め、五感に訴える仕掛けを随所に取り入れた」(取締役専務執行役員の中田基之氏)。空間デザインを監修したインフィクス代表の間宮吉彦氏は、「百貨店の施設に、街が持っている楽しさをどう取り入れるかを一番に考えた」と話す。そのために多様なものを詰め込み、変化することで賑わいを生む、街のような場を実現するストアデザインとした。例えば、タワー館には3つの広場を設置。2階大吹き抜け空間の「ウエルカムガレリア」は、街の南北を結ぶ重要な通路として待ち合わせ場所になり、情報発信の機能も持つ。エスカレーター横には、フロア毎のテーマに合わせたレストスペースを全700席設置。カフェも21店舗1000席を用意するなどアメニティ空間を充実させた。オリジナルBGMや自然音を再現するハイレゾリューション音源、アロマの香りも取り入れ、他店との差別化を図っている。

 売り場では、44店舗2800席を有する日本最大級のレストラン街「あべのハルカスダイニング」(12〜14階)をはじめ、百貨店初出店のセレクトショップを中心に高感度な女性向けブランドを集積した「トレンドコート」(3階)、日本初のスタジオ併設キッチン用品売り場(9階)、年齢や商品カテゴリーではなく、生活シーンに基づいて構成した「Kodomoの街」(8階)、男性1人で来ても楽しめる2層の「近鉄メンズ」(6〜7階)などに注目したい。

 同社では、客層幅と商品領域の拡大や滞在型機能の充実を図り、「百貨店」「専門店」「コミュニティ」が融合した新モデルの百貨店を構築。鉄道で30分圏内に住む約260万世帯630万人の顧客の取り込みを狙う。

■高さ日本一「あべのハルカス」展望台と美術館の概要発表
 http://www.fashionsnap.com/news/2013-06-02/harukas300-museum/

■国内最大面積「あべのハルカス近鉄本店」先行オープンと店舗概要
 http://www.fashionsnap.com/news/2013-05-01/abenoharukas-preopen/