故郷を離れて戦う韓国選手たちの間には家族のような強いキズナがある(撮影:ALBA)

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 日本ツアーのみならず世界中のツアーでめざましい活躍を見せる韓国出身の選手たち。彼らの活躍の原動力として磨きぬいてきた技術やフィジカルがあることはもちろんだが、それ以上に重要なのは彼ら韓国出身選手たち同士の関係性にある。
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 生まれ育った故郷を離れて戦っている選手たち。その多くは家族を国に残してツアーを転戦する単身赴任の状態だ。日本での生活は基本的にホテル暮らしであり、洗濯など身の回りのことも自分でやらなければならない。選手たちにとってそれはとても過酷な生活だ。
 しかし彼らは1人で戦ってるわけではない。いくつかのグループに分かれて団体で行動しているのだ。彼らは共にツアーを転戦する仲間たちを“家族”であると表現する。実際、常に行動を共にする彼らはとても仲が良く、それは家族のような強いキズナを感じさせる。
 ここで疑問になるのは、彼らはいずれもツアーで戦うプロゴルファーであるということ。試合となれば敵であるし、スコアが良い選手も出れば悪い選手も出る。関係性がギクシャクするようなことはないのだろうか。「もし1つのチームの中で良い成績を出した人がいたとして、僕らは「負けたくない」と思うのではなく、「一緒に良いスコアを出したい」って考えます。僕らは同じ方向を目指す仲間なんです」と質問に答えてくれたのは今季の「日本プロゴルフ選手権日清カップヌードル杯」で初のメジャータイトルを獲得した金亨成(キム・ヒョンソン)だ。
 この言葉を聞いた時、韓国人選手たちが世界の舞台で活躍できている理由が見えたような気がした。彼らはお互いを敵ではなく、“共に上を目指す戦友”のように考えている。良い成績を出した選手を羨んだり妬んだりすることなく、その選手に追いつけるように常に自分を高めようと考えているのだ。
 それは理想的な切磋琢磨しあう関係だと思う。ゴルフは個人競技であるし、最後は自分自身との戦いになる。しかし彼らは互いを良い意味で意識しあうことで、一丸となって戦っている。韓国人選手たちの持つ強いキズナがそのまま彼らの強さにつながっているのだ。
 そんな理想的なチームが存在するから新たな選手たちも安心して世界に飛び出すことができる。そして彼らのキズナは深まり、さらなる強さを手に入れていく。そうして世界中で活躍する選手が次々に生まれているのだ。
 彼らの家族であり戦友であるという強いキズナがある限り、韓国出身選手たちの活躍は続いていくだろう。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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