真木よう子らが浴衣姿でヒット祈願

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芥川賞作家・吉田修一の長編小説を大森立嗣監督が映画化した「さよなら渓谷」の大ヒット祈願イベントが6月10日、神田明神(東京・千代田区)であり、大森監督と主演の真木よう子、共演の大西信満、鈴木杏、鶴田真由がそろって浴衣姿で登場した。

女性陣は今年に入って初めて浴衣に袖を通したそうで、涼しげな水色の浴衣を着た真木は「何かしゃんとします。女性らしい振る舞いをしなければと思います」と感想を語り、神社での祈祷を「ただただヒットするよう頭の中で反復する次第でした」と報告した。

緑豊かな渓谷で、15年前に起きた事件の加害者(大西)と被害者(真木)の愛憎一体となった現在の男女関係と、事件を追う週刊誌記者の姿を描く。真木にとっておよそ7年ぶりの主演映画となり、「題材が題材なので、被害者という役柄は軽く演じられないし、常にそういう精神状態に持っていかなければならなかった。昨年の夏はずっと主人公(の心情)になっていた」と作品への深い思い入れを語る。

相手役を演じた大西も「去年の夏から秋にかけて、この映画のことしか記憶にない。真木さんというより、(真木演じる)かなこと過ごし、生々しくその場に立って、濃い時間を過ごした」としみじみ振り返っていた。

「まほろ駅前多田便利軒」に続き、大森監督とは2度目のタッグになる鈴木は、本作では監督の実弟である大森南朋と共演した。「ご兄弟一緒にいるところをドキドキしながら見ていました。すごくぜいたくな気持ち」とにっこり。南朋扮する記者の妻を演じた鶴田は「愛という、暗いだけではない何かが横たわっているのが愛おしく、切ない」と作品の感想を語った。

最後に大森監督は「加害者と被害者という社会の枠からはみ出た二人。そこからむしろ純粋な愛が生まれる可能性があると思った」と作品に込めた思いを語り、「この純粋な愛があなたに見えますか?」とこれから映画を見る観客にメッセージを寄せた。

「さよなら渓谷」は、6月22日全国公開。

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