兜町の番猫みけこさんの株つぶやき出張中〜

円高設定が常識。ホンダも時に失敗…輸入企業は差損も?
輸出企業だと足元のレートより円高が、輸入企業だと円安が大半。どうしてかっていうと、想定レートは業績予想の前提に使うから。年度の途中で下方修正したくなければ、企業にとって少し厳しい水準にしておく必要があるんだにゃあ。

今はドル金利が安くて為替予約コストが低いから、輸出企業の人たちは喜んでるみたい。ソニーはドルの為替予約を積極的に使うから実際はユーロ高だけを気にすればいいし、NECは円建て取引を増やしたりして為替の影響を抑えるよう工夫してる。だから、想定レートから円高になっても、あんまり困らない代わりに、円安でも為替差益はあんまり出ない。キヤノンは輸出額に応じて機械的に為替予約を入れるから安心して見ていられるにゃ。トヨタやホンダは他の輸出企業より為替の影響が1ケタ大きい。ホンダは前期に円安が進みすぎて為替予約の評価損が出た。世界のホンダだからといって将来の為替を読めるわけじゃにゃい。

あと、業績の悪い企業ほど為替予約が増えるのも定説なんだって。為替で失敗して業績を悪化させたくないから、じゃなくて、融資に頼る弱みがあって、銀行から為替予約を持ちかけられると断れないんだって。

輸出企業は円安でラクになったけど、輸入企業は大変みたい。ニトリは3〜8月期のドル支払いの3分の2を1ドル=82円台の超円高水準で為替予約して大成功したけど、これは例外中の例外。想定レートを超える円安で原料輸入コストが上がった紙・パルプや外食業界は為替差損がいっぱい出てきそう。ちょっと心配だにゃあ〜。


この記事は「WEBネットマネー2013年7月号」に掲載されたものです。