前回の当欄で「5月23日が「1番天井」、今週から来週にかけて「ネックライン」を形成、その後、5月23日に対する「2番天井」形成へ。2番天井形成後は、本格的な調整が始まり、その調整は時間的には11月まで続くというものです。」としましたが、その見通しにまったく変更はありません。

 ところで7日、日経平均のネックライン形成に対する、ポジティブニュースが飛び出しました。

 ジョージ・ソロス氏が再び円売り・日本株買いを再開したと伝わったことです。ソロス氏が日本市場への投資を再開したのは「日本の債券市場が安定を取り戻したことを確認した」ことが理由だということです。ソロス氏は昨年秋からの円安局面で円売りの持ち高を膨らませ、5月に円安・株高が一服するまでに持ち高を解消していたとされています。つまり、ソロス氏は「当たり屋」です。

 よって、「当たり屋につけ!」という相場格言を想起するべき局面に入っとみてよいでしょう(笑)

米国経済と米国株は順調

 ところで、7日の米国株式市場は大幅続伸です。NYダウは前日比207.50ドル高の1万5248.12ドルで、上昇幅は1月2日以来、約5カ月ぶりの大きさでした。5月雇用統計では、非農業部門の雇用者数の伸びが前月比17万5000人増と、16万〜17万人増との市場予想を上回りました。その一方、失業率は7.6%と前月から0.1ポイント悪化しました。市場予想は7.5%でした。

 雇用の増加基調が確認できたうえ、失業率が小幅に悪化し米連邦準備理事会(FRB)による量的金融緩和策の一部縮小に対する警戒感が和らいだ結果、米国株は大幅続伸したのです。今回の雇用統計は、強過ぎれば量的金融緩和策の縮小・廃止懸念が強まり、弱過ぎれば、先行き景気悪化懸念が強まるということが危惧されていました。

 しかし、実際の発表数値はまさに絶妙のバランスで、米国株式市場にとっては、ほぼ最高のものでした。

 ちなみに今週は6月のメジャーSQ週ですが、7日までの相場急落過程で、デルタをロングに傾けた投資家のデルタ調整は一巡した可能性が高いと考えます。

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