貿易ではなく「所得収支」で稼ぐ日本--4月の経常収支、前年比100.8%増の黒字

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財務省は10日、2013年4月の国際収支(速報)を発表した。それによると、海外とのモノやサービスの取引状況などを示す経常収支は7,500億円の黒字で、前年同月比ではほぼ倍増の100.8%増となった。黒字は3カ月連続。貿易赤字は拡大したものの、所得収支の黒字幅が増加し、貿易収支の赤字を補う形となった。

貿易・サービス収支は1兆2,593億円の赤字。赤字は13カ月連続で、赤字幅は前年同月比で3,379億円拡大した。

貿易収支は8,188億円の赤字。赤字幅は前年同月比で3,818億円増加し、赤字幅は8カ月連続で拡大した。

輸出額は前年同月比1,454億円増の5兆5,683億円で、2カ月連続の増加。輸入額は同5,272億円増の6兆3,871億円で、6カ月連続の増加となった。

また、同省関税局がまとめた4月分貿易統計(通関ベース)によると、輸出額は5兆7,766億円で、前年同月比2,117億円の増加。主要地域別では、対米国が同1,423億円増、対ASEANが同317億円増などとなった一方、対中南米は同570億円減、対EUは同204億円減などとなった。

商品別に見ると、有機化合物が前年同月比629億円増、自動車が同529億円増、鉱物性燃料が同483億円増などとなったのに対し、船舶は同944億円減などとなった。

輸入額は6兆6,585億円で、前年同月比5,752億円の増加。主要地域別では、対中国が同1,699億円増、対ASEANが同1,170億円増、対EUが同795億円増などとなった。

商品別では、液化天然ガスが前年同月比881億円増、衣類・同付属品が同578億円増、半導体等電子部品が同406億円増などとなった。

サービス収支は4,405億円の赤字で、赤字幅は前年同月比で438億円縮小。これは、輸送収支、旅行収支、その他サービス収支の赤字幅がいずれも縮小したため。

所得収支は2兆1,160億円の黒字で、前年同月比で7,216億円の増加。黒字幅は5カ月連続で拡大した。配当金・配分財支店収益の受取増加などにより直接投資収益が増えたほか、配当金や債券利子等の受取増加により収益投資収益も増加したことが要因。

一方、資本収入については、1,124億円の流出超(前月8,623億円の流出超)となった。