ATM操作方法は、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語の音声・画面で案内。利用明細票 は、ATM画面で選択した言語で表記する。また、インターホンは英語で対応可能となっている。

また堀江頭取は、高山駅前支店にセブン銀行ATMが設置されたことについて、英語で記載されたパンフレットを観光案内所やバスセンター、旅館などに置いてもらうことで、認知度を広げていく方針を説明。ATMの利用者数の目標としては、2012年に年間15万人だった外国人観光客の2割程度を見込んでいると述べた。また、来訪者数に比べ、宿泊日数が少なかったと指摘し、今回のセブン銀行ATMの設置が、宿泊日数の増加につながればとの期待も示していた。

一方、セブン銀行の二子石社長は、「銀行の支店のATMというのは、いわば銀行の顔。そこに他行のATMを入れるというのは、十六銀行にとって大きな決断」とし、その決断は、「十六銀行が高山の観光振興、何よりも外国人のお客様と受け入れる地元の皆さんのことを考えた末でのもので、深く敬意を表したい」と述べていた。

その上で、「高山は観光に便利で食べ物もおいしく、ますます多くの世界のお客様が来訪できるよう、我々のATMが役立つと嬉しい」と話していた。

記者会見の後、十六銀行高山駅前支店内で、セブン銀行ATMの除幕式が行われた。また、銀行の外のガラスには、セブン銀行ATMで海外発行カードが使える旨が書かれたシールも貼られ、早速外国人観光客にアピールしていた。