飛騨高山の十六銀行支店内にセブン銀行ATMが設置! 外国人観光客の利便性向上!!

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岐阜県を地盤とする十六銀行とセブン銀行は4日、高山市が積極的に誘致している外国人観光客の利便性向上を目的に、十六銀行高山駅前支店内にセブン銀行ATMを設置した。これにより、高山を訪れる外国人観光客が、海外で発行されたキャッシュカード・クレジットカードで直接、日本円の現金の引き出しが可能となる。十六銀行の堀江博海頭取は、「銀行の店舗内に他の銀行のATMを設置するのは画期的。岐阜県を代表する観光地である高山の活性化につながればという思いで決断した。高山を発信基地として、北陸など周辺地域の観光活性化にも役立ちたい」と話していた。

セブン銀行のATMが新たに設置された十六銀行の高山駅前支店は、JR高山駅から歩いて5分もかからない絶好の位置にある。高山駅前には観光案内所もあり、外国人観光客の観光の基点となっている。高山市は官民一体となって外国人観光客の誘致を積極的に行っており、2012年には約15万人の外国人観光客が高山を訪れている。

ここで簡単に高山のことを紹介させていただきたい。高山市商工観光部観光課が作成したガイドブックによると、高山は、室町時代の永正年間に高山外記(たかやまげき)が天神山に城を築き、城の近くが高山と呼ばれるようになったという。その後戦国時代に三木氏が高山を含む飛騨を手中に収めたが、豊臣秀吉が金森長近に飛騨を攻略させ、1585年に長近が飛騨を制圧した。1586年、金森長近は飛騨3万3千石の国主となり、ここから金森氏6代の政治が始まる。その後、1692年に金森氏は出羽国上ノ山に転封、高山は幕府直轄地となった。

高山を治めた金森氏は、城を取り囲んで高台を武家屋敷、1段低いところを町人の町とし、この町人町の一部が、現在の重要伝統的建造物群保存地区となっている。伝統的建造物群保存地区としては「三町(さんまち)伝統的建造物群保存地区」や「下二之町伝統的建造物群保存地区」がある。これらの地区には古い町並が残っており、高山観光の見所の一つとなっている。

また、江戸幕府が飛騨国を直轄領として管理するために設置した代官所・飛騨郡代役所(陣屋)である「高山陣屋(たかやまじんや)」も残っており、観光客が多数訪れる名所となっている。

こうした町並みや名所のほか、高山の魅力として挙げられるのは、食べ物やお酒がおいしいこと。特に飛騨牛は絶品で、ステーキ、すき焼き、串焼き、肉まん、コロッケなどさまざまな形で提供され、観光客の舌を喜ばせている。また、みたらしだんごや中華そばもおいしい。

これらを提供するお店や古い町並みは高山駅から歩いても10〜20分しかかからないエリアに数多く存在するので、外国人観光客にとっては非常に観光しやすい。そうした意味で、高山駅前からすぐの十六銀行高山駅前支店に、海外発行カードが使えるセブン銀行ATMが設置されたことは、外国人観光客にとって大変利便性が高いといえる。

6月4日に行われた十六銀行とセブン銀行の記者会見では、十六銀行の堀江博海頭取とセブン銀行の二子石謙輔社長、高山市の西倉良介副市長が出席。

堀江頭取は、これまでは外国人観光客が現金を引出しできるキャッシュポイントは、ゆうちょ銀行など海外発行カードのキャッシングに対応している一部の金融機関のみであり、十分とはいえなかったと説明。セブン銀行ATMを十六銀行高山駅前支店に設置した経緯については、セブン銀行から観光地でセブン銀行のATMを活用できないかという提案があったことがきっかけで、この話があった時点で、高山の観光活性化につながるのであればという思いで即決したという。

設置場所は、十六銀行高山駅前支店内のATMコーナー(1台)で、サービス時間は、平日 7:00〜21:00、土日祝 8:45〜21:00。利用可能な海外発行カード(2013年6月4日現在)は、VISA・PLUS(プラス)・AMERICAN EXPRESS(アメックス)・JCB・銀聯(ぎんれん)・DISCOVER(ディスカバー)・Diners Club(ダイナースクラブ)となっている(※マークが同じでも利用できないカードがある。また、カード発行会社で手数料がかかる場合がある)。