「一運、二金、三度胸」を持つ大人向けR指定!?コーナー。ここでは思惑株、裏ネタなどハイリスクな情報を凝縮した。兜町をさまよう黒い噂、その真相は…。株ビギナーと心配性の人は読まないでね!


人気衣料品サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは4月、月間の商品取扱高や会員数の公表を中止すると発表した。足元の業績は好調だが、突然の情報開示への後退姿勢に戸惑う投資家は少なくないだろう。

最後の月次データ公表となった3月分は、前年同月比で商品取扱高が28%増、会員数が約1・5%増と順調な業績成長を再確認する内容で、公表翌日には取扱高の急増を材料視して株価は年初来高値をつけるほどだった。それだけに、月次データの公表中止の波紋は大きかった。

この会社は最近、やや迷走気味のようだ。昨年11月に従来1%だったポイント還元率を一気に10%へ引き上げたが、わずか3カ月後の今年2月に再び1%に戻した。サイト出店企業から、実店舗での売り上げダウンにつながるとしてクレームが出たようだ。

また、送料を購入額1万円以上だけ無料だったのを全面無料に切り替えた。会社の負担増を覚悟のうえで選択した措置で、アマゾンや楽天との対抗が狙いだったようだが、会社が期待していたほどの効果はなかったとみられる。

そんなタイミングでの情報開示後退とあって、臆測を呼ばないはずがない。情報開示はタイミングや内容だけでなく、継続性も重要視される。今期の減益観測があるからこそ、月次データの公表を再開してもらいたいものだ。

図書印刷…「K氏買いで株価急騰」説はガセ?

図書印刷株は4月にかけて売買が活発化し、急騰した。兜町周辺では、ミヨシ油脂を持ち上げたグループが買いに動いたとの観測が流れた。大物投資家K氏とその周辺が買ったという噂もある。

ただ、図書印刷株は信用残高がさほど膨らんでいないところをみると、仮に買っていたとしても明和産業などのような長期戦には進展しないだろう。

アベノミクス相場に入ってから、「K氏周辺も正攻法で不動産株を買っている」との説もあった。JUKIや常磐興産にも、K氏介入説が流れたが、主力銘柄を買えば儲かる相場では、この手の銘柄の人気は長続きしない。

一方、不動産ファンドのケネディクスも大商いを演じた銘柄だが、この株の買い手が某大型投資ファンドだとの見方も。ケネディクスを売った資金はコード番号5000番台の住宅設備関連株に流入したとの観測もあるが、真偽のほどは……?

この記事は「WEBネットマネー2013年7月号」に掲載されたものです。