ビッグダディ前妻・美奈子さんと遠野なぎこに共通する「心の闇」

 今や時の人となったビッグダディ前妻の“ビッグマミィ”こと、林下美奈子さん(30)。エッセイコミック『毒親育ち』の著者である漫画家・松本耳子さんが、美奈子さんの半生を分析し、“猛毒”レベルの「毒親育ち」だとした記事(http://joshi-spa.jp/13173)を、女子SPA!でも紹介した。

 ところが、同じくらい“猛毒”の親を持つ「毒親育ち」が芸能界にいたのだ。“7股”など過激な男性遍歴でバラエティ番組でも大人気の、女優・遠野なぎこさん(33)だ。4月に『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』を上梓し、話題を呼んだ。

 18歳でなぎこさんを産んだ母親は、「お前はブスだ」「醜い」と娘に呪いをかけ続け、娘の仕事の成功を喜ぶどころか、邪魔をしたりと真逆のことをする。母からかけられた呪いは、なぎこさんを思春期から今なお続く摂食障害へと追い込んでいった――。

◆毒親育ちの共通点は「承認欲求のゾンビ」

 6月4日に放映された『解決! ナイナイアンサー』(日本テレビ系)で、遠野なぎこさんが心理カウンセラー・心屋仁之助心屋さんに「魔法の言葉」で毒親からの呪縛を解いてもらう様子を見て、一緒に涙を流したという松本さん。

「無理して頑張って、なんとか親に振り向いてもらおうと、ずっとずっと苦しんでいた遠野さんにとても共感しました。『嘘でもいいから、愛してるって言って欲しい』と私も過去に何度も彼氏にせがんでは、誰も言ってくれなかった事を思い出しました(笑)」

 ヒステリックで「できない」というセリフを決して許さなかった母親と、反社会的で家庭を顧みない父親という“毒親”に育てられ、すっかりアダルトチルドレン(※1)になってしまった松本さんは、20代前半のころ、男に1年で500万円貢いでしまった経験がある。

「それでも『愛してる』じゃなくて『重い』って言葉しかもらえませんでした(笑)。親に言ってもらいたかったセリフを彼氏に求めても無駄だってことに、なかなか気づけないんですよね。だから、ズルい怠け者のダメ男に『頑張ってくれてありがとう』って言われたくて、湯水のごとくお金を貢いでしまっていたんだな、と、思います。

 そんな男にたくさんお金を渡して、薄っぺらい『ありがとう』を言って貰ったってちっとも嬉しくなんかないのに、やっぱり『ありがとう』を言って欲しくて搾取されてきましたね(笑)。 “承認欲求のゾンビ”になっていました」

 美奈子さんがDV夫となかなか別れられなかったのも、遠野なぎこさんが「愛がわからない」と言いながら7股という過剰な行動に走ったのも、共通するのはこの “承認欲求のゾンビ”という要因だと、松本さんは分析する。

⇒【後編】へ続く「承認欲求のゾンビ状態をいかに克服するか」 http://joshi-spa.jp/17576

※1 アダルトチルドレン
「アルコール依存症の家族の中で子供時代を過ごした大人」と、「機能不全家族の中で子供時代を過ごした大人」の事を指す。

<TEXT/ならこ>