6月8日(土)に開催された『第5回AKB48選抜総選挙』。
前回1位を獲得し、今回も連覇を狙う大島優子(24)を抑え、トップの座に輝いたのはHKT48の指原莉乃(20)。前回の4位から大きく躍進し、センターに決定しました。

世代交代が焦点となった今回の選抜総選挙でしたが、予想に違わぬ波乱の展開となり、数々の名場面・名セリフが飛び出しました。
彼女たちの戦いから、努力や勇気・覚悟など様々なインスパイアを受けるのも一興かもしれません。
ということで、今年のAKB48選抜総選挙の名言をピックアップしてみました。

熱すぎる!女の強さが滲み出すスピーチ

●指原莉乃(20)(1位・150,570票)

「この1年は、私にとって一番孤独な時間でした。15万票というすごい数字が入って、私は孤独じゃないんだと感じることができました」

昨年の総選挙で9位から4位へ大躍進したにもかかわらず、恋愛スキャンダルで福岡のHKT48へ事実上の“左遷”されたさしこ。

彼女が圧倒的な強さを誇ったエース・大島優子に勝つなんて、誰が想像したでしょうか?
まさに、奇跡の人生大逆転。

苦労や苦悩を秘め、明るい笑顔で踏ん張ってきたさしこの努力が報われた瞬間でした。しかも、かつては死闘とも言うべき熱戦が展開された選抜総選挙が、どこか和やかな空気になるというムードメーカーっぷりもあっぱれです。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という古い格言がありますが、これは現代でも十分に生きている、成功への方程式なのかもしれませんね。

●大島優子(24)(第2位・136,503票)

「涙の一つもでない。お腹をかかえて笑ってしまう総選挙は初めてです」

過去の選抜総選挙では、「絶対的エース」と言われた前田敦子としのぎを削り、センターを奪取。
まさにAKBの看板を背負って駆け抜けてきた優子が、初連覇の夢破れ、ヘタレキャラと言われた指原莉乃に女王の座を明け渡しました。

1位の発表を待たずして彼女の名前が呼ばれた瞬間は、全国各地でファンのため息や悲鳴がとどろき渡ったことでしょう。
ところが、優子自身は「去年、私を踏み台にしてほしいと言ったけれど、それはちょっと違う人だった」と笑いをとり、自分を抜き去ったさっしーを「壁ではなく風」と粋に例えたのです。

その機転、そして、「新しいAKBが楽しみ」と笑える余裕。それこそが、彼女の器の大きさや存在感を物語っています。

人は、勝利していたときより、敗れたときの態度で本性がわかる、真価が試されると言っても過言ではありません。
彼女がますますファンを魅了し、その価値を高めたと言える名シーンでした。

●板野友美(21)(11位・63,547票)

「総選挙嫌いでした。でも、たくさんの票をいただいて、温かい気持ちを知ることができました。私はそんなに強い人間じゃない。この票の分だけ自信に変えて夢をかなえていきたい」

かねてより年内を持ってAKB48から卒業することを発表していたともちん。前回の8位から順位を落として11位という結果でした。

バラエティでも笑わないクールキャラで気が強いメンバーとして目立っていたともちんですが、実はとても心優しく、寂しがり屋の普通の女の子だということが伝わってきたスピーチでした。

1期生から活動し、AKBを5年以上支えてきたともちんの雄姿、決して忘れません!

●篠田麻里子(27)(第5位・92,599票)

「AKB48を卒業します。勢いある後輩たちを見ていたら嬉しくなったし、悔いはありません」

昨年の選抜総選挙で、「潰すつもりで来てください。私はいつでも待っています」「そんな心強い後輩が出てきたならば、私は笑顔で卒業したいと思います」と後輩に呼びかけたマリコ様こと篠田麻里子。
今年は神セブンや初期メンバーが軒並み順位を落とす中、彼女は昨年と同じ5位を死守しました。
潰されるどころか、大きな壁として今年も後輩の前に立ちはだかったマリコ様でしたが、来月の福岡ドーム公演で卒業することを表明。

「後輩たちが一歩踏み出そうとしているので、私も踏み出すことに決めました」と、昨年の宣言どおり、笑顔で卒業を語ったのです。
マリコ様のあまりにも男前でかっこいい姿は、多くのアラサー女子の心を揺さぶりました。

●宮澤佐江(22)(第10位・65,867票)

「一生懸命になること、パフォーマンスすることは、後輩には負けてない。かっこ悪い姿をみせたくないので、SNH一本でいきたいと思います」

上海に拠点を置くSNH48とAKB48を兼任する宮澤佐江。前回の総選挙から順位を1つ上げ、11位にランクインしました。

檀上で彼女が語ったのは、今後はSNH48に専念するという決意。「いつになったら彼女たちと一緒にステージに上がれるかわからない……」と涙ながらに語りましたが、中国での成功の可能性を信じて一歩踏み出すさえの決意、胸に響きました!

自らいばらの道の飛び込んでいくその意思が、見た目のかわいらしさとのギャップとなり、彼女の魅力をつくっているのですね。

●小嶋陽菜(25)(9位・67,424票)

「応援ありがとうございました。でも一つだけ言わせてください。私も少しは順位を気にします。来年もし総選挙に出ることがあれば、速報前に投票お願いします」

速報では20位という低い順位につけたこじはる。
ツイッターで弱音を吐くと、「また伝統芸能」と叩かれてしまい、ファンに自分の気持ちが伝わっていないのではと不安を抱えていたそうです。

そんな心境を躊躇なく吐露し、ちゃっかり来年の投票もねだるところがこじはるのかわいらしさ。
弱音を吐けるかよわさと、したたかな面の二面性を持つ女こそ女子力の高い女と言えるでしょう。

AKBのスピーチから生きるヒントを学べ!

マリコ様の卒業発表、ぱるるの大躍進、W松井の健闘、みるきーの選抜入り……と今年も見どころ満載だったAKB選抜総選挙。

トップアイドルは、常に多くの注目や関心を集め続け、その時代を象徴する存在です。

あんな若い女の子たちにランキングをつけるなんて、なんて酷なことなのでしょうか?
そんな厳しい世界で日々命を削り戦っているAKBに習い、時代をひっぱるアラサー働き女子や主婦のみなさんも、彼女たちのスピーチを自らのライフスタイルに重ねてみるのもいいかもしれません。

「根性」や「努力」といった泥くさいキーワードこそが、意外と、かっこ良く素敵な日々を送るヒントになるかもしれませんよ。

Written by 小宮山蘭子
Photo by AKB48 さよならクロール/KING RECORDS