『AKB48裏ヒストリー ファン公式教本』(BUBKA編集部、白夜書房)

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速報で指原莉乃さんが1位に躍り出るなど「予想外」とされる事態が起こり、AKB48のシングル選抜メンバーを決める「第5回AKB48選抜総選挙」をめぐってさまざまな予測が飛び交う。2013年6月7日にはファンによる投票が締め切られ、8日夜には横浜・日産スタジアムの開票イベントで結果が発表される。

「国民的アイドルグループ」と言われるまでに成長したAKB48は、グループ結成から約8年となる。その歴史を紐解く本が、一部のファンの声をまとめたり、元メンバーの肉声を綴ったりする形で出版されている。

ファンが現場で目撃したAKB48

『AKB48裏ヒストリー ファン公式教本』(BUBKA編集部、白夜書房)は、月刊誌「BUBKA」で2010年11月号から連載された「AKB48裏ブレイクヒストリー」をまとめたAKB48オフィシャル書籍。

グループ結成初期から秋葉原の専用劇場などの「現場」で応援してきた古参ファンや、推しメンに情熱を注ぎメンバーからも信頼を得たファンの証言のみで記述したという。「メンバーや運営スタッフ、さらには秋元康総合プロデューサーすら知らない、ファンだけが目撃したAKB48のもうひとつの真実がここにある!」とうたっている。

数々のアイドルの「現場」を経験してきたファンが、結成当初の「素人」メンバーばかりの公演で目撃した光景や、メンバーに優劣をつけるシステムについて感じたことなどが明かされる。他にも、「国民的アイドルグループ」になったことで起きた現場の変化や、卒業発表で改めて気づいた前田敦子の存在意義、といった「現場」にいたファンだからこそ語れる思いがつまっている。価格は700円。

元AKBから見たAKBとは

『裏ヒストリー』がファン側からの見たAKB48だったのに対して、メンバーの側から記述したのが『非選抜だった私を救った48のことば』(中経出版)だ。元AKB48チームKの仲谷明香さんは、2006年に3期生としてAKB48に加入したが、シングル曲を歌う機会が少なく、メディア露出もあまりない「非選抜」組だった。「頑張っていれば、いつか必ずチャンスは訪れる」――という言葉を信じ、2012年の選抜総選挙でついに「ネクストガールズ」入り(36位)を果たした。

同書では仲谷明香さんが、メンバー、ファン、家族などから勇気をもらったエピソードを紹介しているほか、グループ卒業を決心して声優を目指すまでの経緯が書かれている。価格は1260円。