「ガンダムファンが見てみたい”if”とはジオンの勝利」ビグ・ザムとうふ量産にかける相模屋鳥越社長の想い

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大ヒット作となった2012年3月の「ザクとうふ」、2012年10月の「ズゴックとうふ」を世に送り出し、テレビ番組で石破茂幹事長から「がんばった会社大賞2012」の栄誉を授与された相模屋食品。総帥(代表取締役社長)である鳥越淳司氏が第三弾に選んだのは、何と巨大モビルアーマー、ビグ・ザム。今回は事前にどの機体が豆腐化されるのかは知らされず、発表会の場となるガンダムフロント東京で待ち受けていたのはそびえ立つ緑の巨体、宇宙要塞ソロモンの守護神、MA-08ビグ・ザムだった。

これまでに260万機(丁)以上が投入されたといわれる豆腐一年戦争。その戦いの舞台は再び宇宙(そら)へ。6月6日に東京・お台場の「ガンダムフロント」で行われた「相模屋食料 GとうふIII 発表会」では、注目の新商品発表とあり、多くの報道陣でごった返していた。

発表会のスクリーンには『劇場版 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙』のタイトルロゴの書体で『G-とうふIII めぐりあい編』の文字が……眩いフラッシュに迎えられて登場した鳥越社長。そして公開されたPVは、ドズル・ザビ(劇場版)の声を担当した玄田哲章氏のナレーションに導かれ、姿を現す「ビグ・ザムとうふ」だった。原作同様にI・フィールドで砲撃を弾き飛ばし、強烈なメガ粒子砲で連邦艦隊を蹂躙していく激アツなもので、さらに”if”展開としてビグ・ザムが量産の暁にはどうなるかを教えてくれる。そして、鳥越社長はこう言った。

鳥越社長:「ガンダムファンが見てみたい”if”とはジオンの勝利ではないでしょうか? ジオンに勝たせてみたい。そんな想いは私だけではないはずです。『ビグ・ザム量産の暁には連邦なぞあっという間に叩いてみせるわ!』というドズル中将の想いと悲願を、ついに相模屋が実現いたしました」

……。会見を見てきた者として、皆さんにはこれだけは伝えておきたい。この人は「本気でビグ・ザム量産をこの手で成し遂げたい」という想いでそれを実現したのだということを。クールジャパン? ジーク・ジオンだろ! と即答するような人物なのである。

披露された「ビグ・ザムとうふ」のパッケージは見てのとおり、とうふはおろか、食玩さえも凌駕する規格外のスケール。ガンプラの「HGUC」シリーズと同じくらいだろうか。ホビーショップで売った方がいいんじゃないか? と思わずにはいられないし、遠目で見ればほぼ”ガンプラ”に見える重厚なパッケージ。さらに頭部&ボディとレッグが別々にパッケージングされ、付属の作戦司令書(という名のマニュアル) を参考に組み立てるという、業界初(当たり前だ)の組み立て式豆腐となっている。

さらに新たな試みとして、「ビグ・ザムとうふ」はごはんと食べる豆腐となっている。マニュアルには「ビグ・ザム丼」」の作り方が書かれているのだ。豆腐とごはんて合うのか? と疑問に思う人もいるだろうが、世の中には「麻婆丼」というものがあり、豆腐とご飯は合う! という確信のもと、「ビグ・ザム丼」はいけるという手応えがあったそうだ。頭部&ボディの味はアボカド風味となっていて、クリーミィかつコクがあり、各種調味料との親和性が高められている。さらに材料の大豆にわざわざオデッサ周辺産の大豆が微量、ブレンドされているという。豆腐といえば世の中では国産大豆や、遺伝子組み換えでない、といったこだわりがあったりするが”オデッサの大豆を輸入して豆腐を作る”というのは業界初だろうと鳥越社長。儲けがどうとかではない、このビグ・ザム量産にかける想いがガンダムファンに届くかどうかが重要なのだ。

そして、お待ちかねのゲスト、池田秀一氏(シャア・アズナブルの声優であり、本発表会皆勤賞の終身名誉ゲスト)と女優の加藤夏希が登場し、「ビグ・ザムとうふ」を試食。今回も大好きなお酒との相性にこだわる池田氏は「これはシメだね。日本酒が好きなので、冷でやって最後に食べるといい」と語る。そして「僕は、戦いとはいつも二手三手、先を考えて行うものだと言っているけども(シャアのセリフ)、鳥越社長が次に何を仕掛けてくるか、楽しみだね」とのこと。新作の企画を任されたら? の質問には、お約束の”赤いヤツ”の話になるかと思いきや「赤いやつを……と思っているけども、百式っていう金色のもあるからそれでもいいね」と豆腐一年戦争から豆腐グリプス戦役への発展も辞さない構えだった。