阿部サダヲ&菅野美穂
 - 写真:吉岡希鼓斗

写真拡大

 映画『奇跡のリンゴ』で初の夫婦役を演じた阿部サダヲと菅野美穂が撮影を振り返り、劇中で娘3人を持つ親となった感想を語った。

 同作は石川拓治の原作を基に、不可能といわれてきたリンゴの無農薬栽培を実現した農家・木村秋則さんの波乱の人生を描いた感動作。映画『ゴールデンスランバー』の中村義洋が脚本と監督を手掛け、阿部と菅野はどんなに困窮しても互いを支え続けた木村さん夫妻を演じている。

 劇中で娘3人を持つ母親役を演じた菅野は、「成長するにつれて子役が交代して演じていたので、にぎやかな現場で楽しかったです」と撮影を振り返る。現場では菅野と共に毎日子どもたちと遊んでいたという阿部も「公民館みたいなところにみんなで集まっているんですけど、なぜか昆布ばっかり食べていて、僕らもよく昆布をいただきました」と子役たちとの思い出をうれしそうに語った。

 無農薬のリンゴを作る夢を追い求め、生活が困窮する中でも夫を信じ続けた妻。ご本人の妻としての姿勢には「すごすぎて、『もしも自分だったら……』とは考えられませんでしたね。こんなふうになれるかなというよりも、こんな人もいるんだなという驚きのほうが大きかったです」と感嘆するばかりだったという。

 阿部が魂を込めて演じた木村さんの10年以上にわたるリンゴ栽培の苦労は壮絶そのもの。映画では、孤立してどん底の生活を余儀なくされていた木村さんを支え続けた、周囲の人々の優しさや家族の絆も描かれる。阿部が「木村さんのご家族はもちろん、山崎努さんが演じている義理のお父さん、木村さんの友人たち、みんながすごい。奇跡のリンゴを生んだ、奇跡の人たちだと思います」と話す通り、温かさに満ちた人間模様にも注目してほしい。(編集部・森田真帆)

映画『奇跡のリンゴ』は6月8日より全国東宝系にて公開