朝の情報番組「トゥデイ」の司会を務めるマット・ロウアー (c)Hollywood News

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50代の一般人男性がアメリカ時間6月6日の朝に、アメリカNBCで生放送されている朝の情報番組「トゥデイ」の収録場所で両腕の手首を自ら切り、現場が騒然とするというハプニングが起きた。

ニューヨークのロックフェラー・プラザから生放送を行う同番組の収録現場にはその日、大勢の観衆が集まっていた。「USウィークリー」誌によると、50代の男性が午前7時50分ごろにその観衆の前でナイフを取り出し、自ら両腕の手首を切りつけたのだという。同番組の司会者であるマット・ロウアーとサバンナ ・ガスリーがその場で収録をしていたのだが、幸いにも番組のカメラはこの騒動をとらえていなかったのだという。しかし、観衆のなかには携帯に内蔵されたビデオカメラなどで一部始終を撮影したという人もおり、これらの映像は現在インターネットに出回っている。

すぐに同番組のセキュリティーチームに身柄を確保された男性は現在病院で治療中であり、命に別状はないようだ。同番組はすぐにスタジオ内での撮影に切り替え、司会者のマットは午前8時に、「プラザである事件が起きたことから、スタジオ内で収録をすることになりました。ついさきほど、男性がナイフで自らを傷つけようと試みました。彼は実際に自分の体を切ったようです。彼は私たちのセキュリティーチームによって捕獲されました」と、生放送で事態を説明していた。

どうやらこの男性はアメリカの連邦税に関する執行と徴収をする機関である「IRS(アメリカ合衆国内国歳入庁)」に不満を持っていたようであり、自分を切りつける前に同機関に対する不満を叫んでいたようだ。

同番組のカメラに撮影されなかったために、お茶の間にこの突然の流血事件が届かなかったことは不幸中の幸いだが、収録を見に来た人たちの中には男性の血を見て気分が悪くなった人もいるにちがいない。今回の事件は、アメリカで1952年から放送されている同番組の歴史の中でも、かなりショッキングなニュースになったようだ。【村井 ユーヤ】