TOPIX(東証株価指数)も年初来高値を連続更新と、相変わらず絶好調の日本株市場。値上がり銘柄数を見ても、東証1部の約1700銘柄中、1300銘柄が上がった日があるなど、何を買っても大丈夫な気が…。でも選別は必要だ!


医薬品ベンチャーは、高い研究開発力があるのに肝心の経営を苦手とする企業が多い。しかし、そーせいグループは別。新薬開発が順調に進み、来2015年3月期の黒字化が見えてきた。

そーせいは1990年創業と、この手の企業の中では古参の部類である。買収した海外企業の「営業権(のれん代)」償却が損益を圧迫してきたが、2014年度にはようやく償却が終わり、営業黒字に浮上する見通しだ。黒字経営となれば、投資家の参戦も増え、新薬開発の進展など好材料が出たときに株価が上昇しやすくなる。本業も順調で、肺疾患の新薬が日本と欧州で承認申請中で、長い開発活動が実を結ぶタイミングが迫る。2008年10月に91円だった株価も、ゴールデンウィーク明けの5月7日に6100円をつけた。実にこの時点で67倍である。

この手の企業はインターネットのホームページや有価証券報告書を読んでも、情報を正確につかみ取るのはアナリストでも難しい。連続赤字銘柄の黒字化に賭けるのもおもしろいが、投資としては業績向上銘柄を対象にするのが手堅いやり方だろう。

バイオ銘柄では、医学生物学研究所が決算発表前の4月に、前2013年3月期の業績予想を上方修正しており、今後の安定成長に期待が高まっている。

この記事は「WEBネットマネー2013年7月号」に掲載されたものです。