森で働くことに青春を懸ける、平野勇気役の染谷将太

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『ウォーターボーイズ』(01)や『ロボジー』(12)など数々のヒット作を世に送り出してきた矢口史靖監督の最新作『WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常』の製作が決定したことが明らかになった。

石井直紀役の長澤まさみ。本作でも大人の魅力を振りまく!?

『ウォーターボーイズ』では男のシンクロ、『スウィングガールズ』(04)では女子高生のビッグバンドジャズ、『ハッピーフライト』(08)では知られざる航空業界の裏側と、ユニークなテーマに目をつけ、日本中に笑いと感動を届けてきた矢口監督。彼が次に選んだテーマは、なんと“林業”。原作は、2009年に発売され、2010年度本屋大賞第4位を獲得し、あのスタジオジブリの宮崎駿監督も絶賛したという三浦しをんのベストセラー小説「神去なあなあ日常」。矢口監督が丹念な取材の成果を加味して脚本を執筆、誰も見たことのない“青春林業エンタテインメント”を生み出した。

物語の主人公は、明日の自分の行方も決めきれない高校卒業したての18歳男子。彼はひょんなことから都会を離れ山奥の村で林業に従事することになる。辛い仕事から逃げ出そうとするが、気の強い美人に恋したり、変わり者だらけの山の仲間が好きになったり、山で不思議な体験をしたりする中で、次第に林業の魅力に目覚めていく。

主人公・勇気を演じるのは、『ヒミズ』(11)で第68回ヴェネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した、次世代を担う俳優の一人、染谷将太。クランクインを前に行われた本作のための「林業体験」では、素人とは思えない腕前でチェーンソーを使いこなし関係者を驚かせたという。そして、ヒロインの直紀には、近年『モテキ』(11)などで大人の女性へと脱皮し、その美しさにさますます磨きのかかる長澤まさみ。さらに、最重要なキャラクター“林業の天才”で “荒ぶる山の神”ことヨキ役には、『海猿』シリーズの熱血漢・仙崎から、『悪の教典』(12)のサイコ教師まで著しく演技の幅を広げている伊藤英明が扮している。配役には強いこだわりを持つことで知られる矢口監督も“理想のキャスティングが実現”と胸を張る。

「勇気はピュアに思いっきり青春できる役なのでとてもワクワクしています」という染谷は、山で実際に生活して純粋に感じたものを伝えたいとのことで「映画の神が降りてくるのを感じるように山の神が降りてくるのを感じたいです」とコメント。いままでにないボーイッシュな役柄を演じる長澤は「バイクに乗るシーンもあるので頑張らないと」と意気込む。伊藤は「今までに演じてきた役にない、男の中の男的な役柄なので、矢口監督のもと男全開で演じ、思い出に残る夏にしたいです(笑)」と抱負を語っている。

本作は、矢口監督が初めて手掛ける“原作モノ”。プロデューサーから提案されて原作を読み、どうしてもビジュアルで見たいと思ったという。原作者の三浦しをんは「矢口史靖監督に映画化していただけることになり、とてもうれしく光栄です。すごいキャスト・スタッフのかたが結集し、クライマックスシーンはなにやら大変なことになるとか!?うわー、どうなっちゃうんだろう。楽しみにしております!矢口監督が描く林業の世界、きっとみなさまにも、身近で魅力的なものと感じていただけると思います。ご期待ください」とのコメントを発表している。

三重県・岐阜県を中心に、6月上旬からオールロケでの撮影が開始され、7月下旬にクランクアップを迎える予定。2014年の公開を目指している。【Movie Walker】