実在の殺人鬼、ゲイリー・ハイドニックの事件を基にしたサイコ・サスペンスだ/[c]2009 Dark Castle Holdings, LLC

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今年5月、米オハイオ州で約10年にわたって監禁を受けていた女性3人が救出され、世界中に衝撃が走った。だが、同様の監禁事件は過去にもあった。数ある監禁事件の中でも、最も異常で最も凶悪なケースとして知られる実在の事件を描いたのが、6月8日(土)より公開される『コレクター』だ。

【写真を見る】監禁女性を穴に押し込む手口は『羊たちの沈黙』(01)にも影響を与えたという

本作が題材としたのは、アメリカで86年から87年にかけて発生した拉致監禁事件。犯人であるゲイリー・ハイドニックは、自宅の地下室に6人の黒人女性を監禁し、強姦や暴行を繰り返したあげくに2人を殺害。うち1人の遺体を解体して被害女性に食べさせるなど、常軌を逸した行動を続けた。しかも、犯行の動機が「たくさんの女に自分の子供を生ませ、大家族を作るため」という異常なものだったため、この事件は犯罪史上まれに見る凶悪なケースとして記憶されているのだ。

この世にも凄惨な事件を基に、一級のサイコ・サスペンスを新たに展開させたのが本作。ジョン・キューザック演じる敏腕刑事は、3年前から連続して起きている謎の娼婦失踪事件を追っていた。いくつかの重要な手掛かりを掴みながらも、いまだ犯人逮捕には至らなかったあるとき、とうとう次なる被害女性が現れてしまう。それはなんと彼自身の17歳になる娘だったのだ。果たして彼は事件を解決し、無事に娘を救い出すことができるのだろうか。

最も異常で最も凶悪な犯罪と同時に、父と娘の物語すらも描き切った本作。目を覆いたくなるような残虐描写にも真っ向から挑戦した、衝撃の実話をその目で確認してほしい。【トライワークス】