背を向けて肩ごしにコインを投げ入れるともう一度ローマに帰ってこれると言われるトレヴィの泉/[c]GRAVIER PRODUCTIONS, INC. photo by Philippe Antonello

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前作『ミッドナイト・イン・パリ』(12)で、甘く感傷的な夜のパリを描き出したウディ・アレン監督。彼が最新作の舞台に選んだのは、パリと並ぶ世界的な観光都市、ローマだった。その最新作こそ、6月8日(土)より公開される『ローマでアモーレ』だ。

【写真を見る】『ローマの休日』で人気になったスペイン階段も登場

本作に登場するのは、誰もが憧れるローマの名所ばかり。コロッセオやトレヴィの泉といった代表的な観光地はもちろん、ルネサンス様式の宮殿がそびえるヴェネツィア広場をはじめ、『ローマの休日』(54)の名場面(オードリー・ヘップバーンがジェラートを食べるシーン)で有名なスペイン階段や、都市と自然が美しく同居するボルゲーゼ公園など、とにかくローマ中の観光スポットが一通り押さえられているのだ。

そんな本作は、弁護士と婚約した娘に会うべくローマにやってきた父親を中心に、ローマの人々によって繰り広げられる日々のドタバタを描いたラブ・コメディ。アレン監督一流のジョークとユーモアの連発には、思わず腹を抱えてしまうに違いない。しかも、その背景には常に、うっとりするほど美しいローマの街並みがあるのだ。底抜けに明るいローマの空気と、そこに生きる人たちの活気がマッチした、幸福感あふれるコメディ作品となっている。

永遠の都の美しさと、洒落っ気たっぷりのユーモアが堪能できる本作。ぜひ陽気な観光気分で楽しんでみてほしい。【トライワークス】