あなたの家計簿見せて! ”給料減少時代”の家計診断 (23) 33歳女性会社員、共働きで月収60万円。もうすぐ出産だが、家計はどうすれば?

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連載コラム『あなたの家計簿見せて! ”給料減少時代”の家計診断』では、相談者のプロフィールと実際の家計簿をもとに、5人のFPが順番に、相談者の家計に関する悩みについての解決策をアドバイスします。

【相談内容】

昨年 家を建てたばかりで現在共稼ぎですが、もうすぐ子どもが生まれるため、私は仕事を辞めて専業主婦になろうと思っています。今の生活レベルを維持したいと考えていますが、家計のどこを見直せばいいでしょうか?

【プロからの回答です】

家計のやりくりから将来のマネープランにも繋げていけるよう、まずは家計の中身を把握しましょう。やりくりが厳しいと感じたときには、機動的に調整できるよう、どのようなものにいくら使っているのかを知っておくことが大切です。家計簿を3カ月続けてつければお金の流れを把握することができます。



家計の見直しでは、日々の支出にばかり目がいきがちですが、毎月決まって出ていく固定費で削減できるものがあれば、効果が期待できます。固定費といえば、生命保険、携帯電話などの通信費に加え、住宅ローンの返済額もこれに当てはまります。



(※詳細は以下をご覧ください)

共働きから片働きへの収入減により、これまでの生活を維持できるかどうか心配される方は多くいらっしゃいます。ただ、お子さんの誕生に向けて、生活を経済面から見直すいい機会でもあります。安心して子育てに専念できるよう方法を探っていきましょう。

現状では、共働きで家族二人の生活のため、月14万円の住宅ローンを返済しながら、約21万円貯金として残せる余裕があります。生活費の内訳をみても目安としたい数値を超えて支出しているものはなく、堅実的な生活をされているのだと見受けられます。30歳代の平均可処分所得(手取り額)は398,669万円(総務省『家計調査』平成24年)。その中でやりくりしながら、住宅、教育、老後の資金計画を多くの方が行っていますので、宗介様だけの収入で生計を立てることは難しいことではありません。ただ、これまでの生活レベルを維持するには、少しお金の使い方の工夫をする必要がありそうです。

家計のやりくりから将来のマネープランにも繋げていけるよう、まずは家計の中身を把握しましょう。やりくりが厳しいと感じたときには、機動的に調整できるよう、どのようなものにいくら使っているのかを知っておくことが大切です。家計簿を3カ月続けてつければお金の流れを把握することができます。

ひと月の手取り収入が現状の60万円から42万円になる中、支出を抑えたいのが、食費、レジャー費、お小遣いです。反対に、光熱費、通信費にはゆとりがあります。

食費は、手取り収入の約13%より少し節約し52,400円でのやりくりに挑戦してみてください。1日に食材費等で使うお金を1500円などと定めて、それ以上は使わないようにするなど習慣付けることにより、支出を抑えることができます。お小遣いは、手取り収入の10%の42,000円とします。月の収支を63,000円とし、貯蓄額として収入の15%の確保を目指します。

家計の見直しでは、日々の支出にばかり目がいきがちですが、毎月決まって出ていく固定費で削減できるものがあれば、効果が期待できます。固定費といえば、生命保険、携帯電話などの通信費に加え、住宅ローンの返済額もこれに当てはまります。

昨年、3000万円を返済期間35年、固定金利2.5%で借入れたということですが、さらに、低い金利で借換えの検討をすることで、月々の返済負担を抑えることができます。また、生命保険についてはどうでしょうか。社会保障を含めて保障内容に過不足がないかを確認する必要があります。保険は、比較的よく起こりやすい事柄であり、それにより経済的に窮地に陥る可能性があるという事態に備えるものと考えています。一家の大黒柱が倒れてしまうということは、そんなに頻繁に起こり得ることでありませんが、万が一起きてしまったら精神的にも経済的にも大きなダメージです。それには保険で備えを、ただし、必要な分だけの保障額を算出し用意します。