良品計画が国連のビジネス行動要請に承認 アジアの小売業初

写真拡大

 無印良品を展開する良品計画が、「キルギス、ケニア、カンボジアの生活雑貨の開発と生産者育成による貧困削減プロジェクト」において、国連開発計画(United Nations Development Programme、以下UNDP)が主導するビジネス行動要請(Business Call to Action、以下BCtA)に承認された。商業的な成功と持続可能な開発を同時に実現するビジネスを促進する世界的な取り組みで、アジアの小売業では初めて。

良品計画が国連のビジネス行動要請に承認の画像を拡大

 ビジネス行動要請(BCtA)とは、民間企業のコアビジネスを通じてミレニアム開発目標(MDGs)を達成することを目的に、2008年に発足した企業・政府・開発援助機関が参加する取り組み。今回承認された良品計画の「キルギス、ケニア、カンボジアの生活雑貨の開発と生産者育成による貧困削減プロジェクト」では、2011年からクリスマスギフトの開発の一つとして、独立行政法人国際協力機構(Japan International Cooperation Agency、以下 JICA)が発展途上国で支援している一村一品運動に賛同し、JICAとの初の共同企画商品を展開している。キルギスとケニアの村で、地域の特産物を活かした住民による地域活性化を目指した取り組みの中で、共に商品を開発。キルギスの羊毛を使用したフェルトのカードケース、携帯機器ケース、石鹸のようなやわらかい材質が特徴のソープストーンを使った小物などが製作されている。

 また同社は、昨年から天然素材を余すところなく活用した「天然染」の商品の展開をしており、染料の原料は出荷した後に残る花の茎や、家具の製造時に発生する端材、染料を抽出後の残渣も有機肥料として利用している。今後も商業的な成功と持続可能な開発を同時に実現するビジネスとして、現地の人々の社会進出・地位向上に対しても貢献することができるプロジェクトを進めていくという。