コリンチャンスはインテルが狙うMFパウリーニョの移籍金を設定している。アウベスGM(ゼネラルマネジャー)がそれ以下では売らないと話しているのだ。同GMは『Fox Sports Radio』で次のように話している。

「パウリーニョには多くのクラブが関心を抱いている。だが、具体的なオファーは届いていない。言われているのは憶測でしかないよ。その上で、選手を引き留めるのは難しいだろう。だが、コリンチャンスにはパウリーニョを売る必要がない。だから、我々が彼を手放すのは、2000万ユーロ(約26億円)が支払われる場合だけだ。それ以下の金額では売らないだろう」

一方、インテルのワルテル・マッツァーリ監督はナポリMFフアン・スニガを求めている。だが問題は、周知のように、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長だ。同会長はスニガを売却不可能としている。ただ実際には、ラファエル・ベニテス監督がキャンプで直接彼を見たがっているというところだ。つまり、疑いがあるということである。

スニガとは別に、インテルはサイドの補強としてラツィオMFセナド・ルリッチが理想的と見ている。同選手はリーグでも最も優れた左サイドの選手の一人と評価されており、移籍金は800万ユーロ(約10億円)前後だ。ルリッチにはユヴェントスも動いているが、インテルは彼が非常に信頼できる選手だと考えている。

また、インテルはカターニアFWパブロ・バリエントスを狙おうとしている。マルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)がコンタクトを取っているところだ。マッツァーリ監督は5日、マッシモ・モラッティ会長と2時間ほどの会議を行った。終了後、幸せかどうか聞かれて「イエス」とだけ答えたマッツァーリ監督は、6日に就任会見に臨む。